ケアブリーチとダブルカラーとは |初心者でも安心の基本解説

「ブリーチで髪を明るくしたいけど、傷むのは絶対にイヤ…」そんな風に、ヘアカラーへの一歩を踏み出せずにいませんか?

そんな方におすすめなのが、髪へのダメージを98.6%カットしながら透明感カラーを叶える「ケアブリーチ ダブルカラー」です。この記事では、ケアブリーチの仕組みからメリット・デメリット、イエベ・ブルベ別の人気髪色まで、気になる情報を徹底解説します。

目次

1. ケアブリーチを使ったダブルカラーとは?基礎知識を解説

「ケアブリーチダブルカラー」という言葉を初めて聞く方も多いかもしれませんね。これは、髪へのダメージを極限まで抑えながら、理想のハイトーンカラーを実現するための特別なカラー技術のことです。

まずは、その基本となる「ダブルカラー」の仕組みと、なぜ「ケアブリーチ」が注目されているのか、その秘密を詳しく解説していきます。

1-1. まずは「ダブルカラー」の仕組みをおさらい

ダブルカラーとは、その名の通り「カラーを2回行う」施術のことです。具体的には、以下の2つの工程で構成されています。

【ダブルカラーの工程】

  • 1回目のカラー(ブリーチ): まずブリーチ剤を使って髪の内部にあるメラニン色素を分解し、髪色を明るく脱色します。
  • 2回目のカラー(オンカラー): 脱色して明るくなった髪の上に、希望のカラー剤を重ねて色味を入れていきます。

なぜ、わざわざ2回も染める必要があるのでしょうか。それは、日本人の髪質に理由があります。

多くの日本人の髪には「赤み」や「オレンジみ」が強く含まれているため、通常のヘアカラーを一度しただけでは、外国人のような透明感のあるアッシュ系や、鮮やかなピンクなどの色味を綺麗に表現することが難しいのです。

そこで、一度ブリーチで髪のベースをキャンバスのように明るく整えることで、カラー剤本来の美しい色が見たままに発色し、透き通るようなハイトーンカラーが実現できる、という仕組みです。

1-2. 「ケアブリーチ」ならダメージを98.6%カットできる仕組みとは

「ブリーチは髪がボロボロになる」というイメージを覆したのが「ケアブリーチ」です。

ケアブリーチとは、ブリーチ剤に「オラプレックス」や「ファイバープレックス」といった、毛髪を保護・補強する特殊なケア剤を混ぜて行うブリーチ技術のことを指します。特に有名なファイバープレックスの場合、メーカーの公表によると枝毛や切れ毛を98.6%も削減できるという驚きのデータがあります。

では、なぜそんなにダメージを抑えられるのでしょうか。

髪の内部は、タンパク質同士が「シスチン結合」という手をつなぐような形で結びついて、ハリやコシを保っています。従来のブリーチは、色素を分解する過程でこのシスチン結合まで破壊してしまうため、髪が弱くなり、枝毛や切れ毛の原因となっていました。

一方、ケアブリーチに使われるケア剤には、このシスチン結合を保護し、ブリーチによるダメージから守ってくれる成分(ジマレイン酸など)が含まれています。これにより、髪の芯の強さを保ちながら色素だけを抜くことが可能になり、ダメージを最小限に抑えながらのハイトーンカラーが楽しめるのです。

1-3. 一般的なブリーチとケアブリーチの違いを比較

ケアブリーチと一般的なブリーチ、具体的に何が違うのかを表で比較してみましょう。一番の違いは、やはり「ダメージレベル」と「仕上がりの質感」です。

項目ケアブリーチ一般的なブリーチ
ダメージレベル最小限に抑制される枝毛・切れ毛のリスクが高い
仕上がりの手触りゴワつきやパサつきが少なく、しなやかさが残りやすいパサつきやゴワつき、硬さが出やすい
髪の強度髪の芯が残り、ハリやコシを保ちやすい髪が弱くなり、切れやすくなる
ツヤ感ダメージが少ないため、ツヤ感を維持しやすいツヤが失われやすい
料金通常のブリーチ料金 +3,000円〜5,000円程度基本的なブリーチ料金のみ

このように、ケアブリーチは料金が少し高くなるものの、その分ダメージを大幅に軽減し、施術後の髪を美しい状態で保てるという大きなメリットがあります。まるでトリートメントをしながらブリーチをするような感覚、とイメージしていただくと分かりやすいかもしれません。

1-4. ケアブリーチダブルカラーはこんな人におすすめ

これまでの解説を踏まえて、ケアブリーチダブルカラーは特に以下のような方に強くおすすめできます。ご自身の希望やお悩みに当てはまるかチェックしてみてください。

  • 髪へのダメージは絶対に避けたいけど、ハイトーンカラーに挑戦してみたい方
  • 過去にブリーチをして、髪がチリチリ・ゴワゴワになった経験がある方
  • 枝毛や切れ毛が多く、ブリーチを美容師さんに断られてしまった経験のある方
  • 髪が細い、柔らかい、猫っ毛など、ダメージを受けやすい髪質の方
  • ブリーチ後も、ツヤのある美しい髪質をキープしたい方
  • ミルクティーベージュやラベンダーアッシュなど、透明感のある外国人風カラーに憧れる方
  • デザインカラーを長く楽しむために、髪の体力を残しておきたい方

一つでも当てはまる項目があれば、ケアブリーチダブルカラーを試してみる価値は十分にあります。ダメージを理由に憧れのヘアカラーを諦める前に、ぜひ一度検討してみてください。

2. ケアブリーチでダブルカラーをするメリット・デメリット

髪をいたわりながら理想のハイトーンカラーを目指せるケアブリーチダブルカラーですが、もちろん良い点ばかりではありません。

ここでは、施術を受ける前に知っておきたいメリットとデメリットの両方を、包み隠さず詳しく解説します。双方をしっかり理解することで、納得のいくカラーチェンジができますよ。

2-1. メリット①:枝毛・切れ毛を最小限に抑えながらハイトーンカラーを楽しめる

ケアブリーチダブルカラーが持つ最大のメリットは、なんといっても「髪へのダメージを劇的に抑えられる」という点です。

従来のブリーチでは、髪の脱色と同時に内部のタンパク質も破壊してしまうため、枝毛や切れ毛、深刻なパサつきは避けられないものでした。しかし、ファイバープレックスなどのケア剤を配合したケアブリーチは、毛髪の結合組織を守りながら色素を抜いていくため、メーカーによっては「枝毛・切れ毛を98.6%削減」という驚異的なデータを公表しています。

これにより、これまで「髪が傷むから」という理由でブリーチを諦めていた方や、髪が細くダメージを受けやすい方でも、安心してハイトーンカラーに挑戦できるようになったのです。

ダメージを最小限に留めることで、今後のカラーチェンジやパーマといった、別のスタイルを楽しむための「髪の体力」を温存できるのも大きな魅力と言えるでしょう。

2-2. メリット②:施術後のゴワつきやパサつきが少なく、手触りが良い

「ブリーチ後の髪は、指通りが悪くゴワゴワになる」というのも、よく聞かれる悩みの一つです。これは、ブリーチによって髪の内部構造がスカスカになり、キューティクルが傷ついてしまうことが原因でした。

しかし、ケアブリーチは髪の芯となる部分をしっかりと保護してくれるため、施術後も髪のしなやかさやハリ・コシが残りやすいのが特長です。

実際にケアブリーチを体験された方の多くが、「従来のブリーチとは手触りが全く違う」「トリートメントをした後のようにツルツルしている」と、その質感の違いに驚かれます。

仕上がりの美しさはもちろん、日々のシャンプーやブラッシング、スタイリングのしやすさにも直結するため、ストレスフリーなハイトーンヘアを楽しみたい方には非常に大きなメリットです。

2-3. メリット③:透明感のある発色の良いカラーが実現する

これはダブルカラーそのもののメリットですが、ケアブリーチを使うことで髪のコンディションが良い状態で、その恩恵を最大限に受けることができます。

日本人の髪に多く含まれる赤みやオレンジみをブリーチで一度しっかりと取り除くことで、髪は絵を描く前の真っ白なキャンバスのような状態になります。その上からカラーを重ねる(オンカラーする)ことで、カラー剤本来の持つクリアで美しい色味が見たままに発色するのです。

特に、以下のような繊細なニュアンスカラーは、ダブルカラーでなければ表現が難しいでしょう。

【ダブルカラーで実現できる人気の髪色】

  • ミルクティーベージュ
  • ラベンダーアッシュ
  • グレージュ
  • ピンクベージュ
  • ホワイトブロンド

ダメージを抑えた健康的なベースがあるからこそ、カラーの色素が均一に定着し、濁りのない透き通るような発色とツヤが生まれるのです。

2-4. デメリット①:通常のブリーチより3,000円〜5,000円ほど料金が高い

メリットの多いケアブリーチですが、デメリットとしてまず挙げられるのが料金面です。通常のブリーチ料金に加えて、特殊なケア剤を使用するための追加料金が発生します。

美容室によって価格設定は異なりますが、一般的にはプラス3,000円〜5,000円程度が相場となっています。これは、高品質なケア剤自体のコストや、薬剤を正確な比率で混ぜ合わせるための専門的な知識・技術料が含まれているためです。

「少しでも安く済ませたい」という方にとってはデメリットに感じるかもしれませんが、施術後のダメージによるトリートメント代や、切れてしまった髪を伸ばす時間を考えると、「未来の美髪への投資」と捉えることもできるでしょう。

2-5. デメリット②:「全く傷まない」わけではないのでヘアケアは必須

「ダメージ98.6%カット」という言葉を聞くと、「全く傷まない魔法の薬」のように感じてしまうかもしれませんが、それは誤解です。

ケアブリーチは、あくまで「ダメージを最小限に抑制する」技術であり、髪への負担が完全にゼロになるわけではありません。ブリーチという化学反応を起こしている以上、髪の体力は少なからず消耗します。

そのため、ケアブリーチで染めた美しい髪色と質感を長く維持するためには、その後のホームケアが非常に重要になります。

具体的には、アミノ酸系の洗浄成分が優しいシャンプーを使ったり、カラーシャンプーで色味を補充したり、ドライヤー前には必ず洗い流さないトリートメントで髪を保護したりといった日々の積み重ねが不可欠です。施術をして終わりではなく、丁寧なアフターケアとセットで考えるようにしましょう。

2-6. デメリット③:施術時間が長く、髪と頭皮に負担がかかる

ダブルカラーは、「ブリーチで脱色→一度流す→カラー剤を塗布」という2段階の工程を踏むため、通常のワンカラーに比べて施術時間が長くなります。

髪の長さや状態にもよりますが、全体の所要時間は3時間〜4時間、あるいはそれ以上を見ておく必要があります。さらに、ケアブリーチの場合はケア剤を混ぜたり、放置時間を調整したりする工程が加わるため、通常のダブルカラーよりも15分〜30分ほど長くかかることもあります。

長時間座りっぱなしになる身体的な負担はもちろん、薬剤を頭皮に塗布している時間も長くなるため、頭皮への刺激が気になる方もいるかもしれません。

施術当日はスケジュールに余裕を持たせ、もし頭皮が敏感な方やアレルギーが心配な方は、事前に美容師さんへ必ず相談するようにしてください。

3. ケアブリーチダブルカラーの施術の流れと所要時間

「ケアブリーチダブルカラーって、具体的にどんなことをするの?」「時間はどれくらいかかるんだろう?」と、初めての方は不安に思うかもしれません。

ここでは、美容室の椅子に座ってから施術が完了するまでの具体的な流れと、目安となる所要時間について、ステップごとに詳しく解説していきます。全体の流れを事前に把握しておけば、安心して施術に臨めますよ。

3-1. STEP0:施術前に準備しておくこと

実は、ケアブリーチダブルカラーの成功は、美容室に行く前の準備から始まっています。最高の仕上がりを手に入れるために、以下の点を意識しておくと良いでしょう。

【施術前にやっておきたい準備リスト】

  • 理想の髪色の写真を探しておく: 口頭で「明るめのベージュ」と伝えるだけでは、美容師さんとの間に認識のズレが生まれる可能性があります。Instagramなどで理想のスタイルを見つけ、複数枚保存しておくと、イメージ共有が非常にスムーズになります。光の当たり方で色味が違って見えるため、屋外で撮られた写真と室内で撮られた写真の両方があると、より理想に近づけやすくなります。
  • 髪の履歴を思い出しておく: 「いつ頃、黒染めをしたか」「縮毛矯正やパーマをかけたのは何ヶ月前か」といった過去の施術履歴は、薬剤の選定や放置時間を決める上で極めて重要な情報です。特に黒染めや白髪染めの履歴は、ブリーチで明るくなりにくい原因となるため、正直に伝えることが失敗を避けるカギとなります。
  • 当日のシャンプーは避ける: 頭皮の皮脂は、ブリーチ剤の刺激から地肌を守る天然のバリアの役割を果たします。施術当日の朝にシャンプーをしてしまうと、このバリアが洗い流されてしまい、頭皮がしみやすくなることがあります。前日の夜までに済ませておくのがおすすめです。

3-2. STEP1:丁寧なカウンセリングで仕上がりイメージを共有

美容室に到着したら、まずは最も重要なカウンセリングからスタートします。この時間で、仕上がりのクオリティが8割決まると言っても過言ではありません。

カウンセリングでは、事前に準備しておいた理想の髪色の写真を見せながら、美容師さんと細かくイメージをすり合わせていきます。プロの視点から、「この色にするにはブリーチが何回必要か」「あなたの髪質だと、写真よりも少しオレンジ味が出やすいかもしれない」といった、具体的なアドバイスをもらえます。

同時に、先ほど思い出した髪の履歴を伝え、現在の髪のダメージレベルを実際に触って診断してもらいます。この情報をもとに、使用するケアブリーチの種類や薬剤の強さ、放置時間など、あなただけのオーダーメイドの施術プランが組み立てられていくのです。

不安な点や疑問点は、どんな些細なことでもこの段階で全て質問し、解消しておきましょう。

3-3. STEP2:ケア剤を混ぜたブリーチ剤で脱色

カウンセリングで施術プランが固まったら、いよいよブリーチの工程に入ります。ここが、ケアブリーチダブルカラーの心臓部です。

まず、美容師さんがあなたの髪の状態に合わせて調合したブリーチ剤に、「ファイバープレックス」や「オラプレックス」といったプレックス系のケア剤を正確な比率で混ぜ合わせていきます。この一手間が、髪の内部の結合を守り、ダメージを劇的に軽減する秘訣です。

薬剤を塗布する際は、一般的に頭皮の熱が伝わりにくい襟足から塗り始め、熱で明るくなりやすい根元は最後に塗るなど、場所によって時間差をつける高度なテクニックが用いられます。これにより、全体の明るさが均一でムラのない、美しいベースを作ることができるのです。

放置時間中も、美容師さんが何度も髪の状態をチェックし、最適なタイミングで薬剤を流してくれるので安心してお任せできます。

3-4. STEP3:一度流してから希望のカラーを重ねる「オンカラー」

ブリーチ剤で髪が理想の明るさまで脱色されたら、一度シャンプー台で薬剤を丁寧に洗い流します。この時点で、あなたの髪は赤みやオレンジみが消え、美しいハイトーンのキャンバスのような状態になっています。

そして、次はこのキャンバスに色を入れていく「オンカラー」という工程です。ブリーチ後の髪はキューティクルが開いていて非常にデリケートな上、色が入りやすい状態になっています。そのため、美容師さんは狙った色味を正確に表現するため、数種類の色をミリグラム単位で調合したカラー剤を、スピーディーかつ均一に塗布していきます。

希望の色がしっかりと髪に定着するまで時間を置いたら、シャンプーとトリートメントで仕上げます。カラー後の専用シャンプーやトリートメントを使い、開いたキューティクルを優しく引き締め、髪の内部に色素を閉じ込めていきます。この最後のケアが、色持ちの良さや手触りに大きく影響します。

3-5. 目安時間は3時間〜4時間を見ておくと安心

ケアブリーチダブルカラーは、ここまで解説してきたように非常に丁寧な工程を重ねるため、通常のカラーよりも施術時間が長くなります。

髪の長さや毛量、現在の髪色、希望する仕上がりの明るさによって変動はありますが、一般的にはカウンセリングからお会計まで含めて、最低でも3時間〜4時間は見ておくと安心です。

例えば、以下のようなケースではさらに時間がかかる可能性があります。

  • 髪が胸下まであるロングヘアの方
  • 毛量が多い方
  • 黒染めや暗いカラーが入っていて、ブリーチで色が抜けにくい方
  • ホワイトブロンドなど、ブリーチを2回以上行う必要があるハイトーンを目指す方

場合によっては5時間を超えることもあるため、施術当日は後に予定を詰め込まず、時間に余裕を持ったスケジュールを組むことを強くおすすめします。

長時間の施術になりますが、美しいハイトーンカラーを手に入れるための大切な時間だと考えて、リラックスして過ごしてくださいね。

4. 【イエベ・ブルベ別】ケアブリーチダブルカラーで人気の髪色カタログ

「せっかくケアブリーチでダブルカラーをするなら、自分に一番似合うおしゃれな髪色にしたい!」と誰もが思いますよね。そんな時に頼りになるのが、自分の肌や瞳の色から導き出されるパーソナルカラーです。

ここでは、温かみのある色が似合う「イエローベース(イエベ)」さんと、涼しげな色が似合う「ブルーベース(ブルベ)」さん、それぞれにおすすめの人気の髪色を厳選してご紹介します。

自分のタイプに合ったカラーを選べば、肌の透明感がアップしたり、顔色がパッと明るく見えたりと、嬉しい効果がたくさんありますよ。

4-1. 【イエベ向き】王道の透明感カラー「ミルクティーベージュ」

イエベさんの魅力を最大限に引き出す、王道にして不動の人気を誇るのが「ミルクティーベージュ」です。

ミルクティーのような柔らかく、まろやかなベージュカラーは、ブリーチならではの透明感を持ちながらも、奇抜になりすぎない絶妙な色合いが魅力。黄みを含んだ温かみのあるベージュは、特にイエベ春タイプの方の肌によく馴染み、顔色を健康的に明るく見せてくれます。

ブリーチは1〜2回が目安で、元の髪の明るさによっては1回でも十分に美しいミルクティーベージュを表現できます。

色落ちしていく過程で、黄みがかったキレイなブロンドヘアに変化していくのも楽しめるポイントです。ファッションやメイクを選ばない万能カラーなので、「初めてのハイトーンでどの色にしようか迷っている」というイエベさんには、まず最初におすすめしたい髪色です。

4-2. 【イエベ向き】まろやかな暖色系「ピンクベージュ」

「甘すぎるのは苦手だけど、ほんのり可愛らしさも欲しい」というわがままを叶えてくれるのが、暖色系の「ピンクベージュ」です。

ベージュをベースにしているため肌なじみが良く、そこに加えたピンクのニュアンスが血色感をプラスし、顔周りをパッと華やかに演出してくれます。

特に、明るくクリアな色が得意なイエベ春タイプの方にぴったりのカラーです。ケアブリーチ1回で表現しやすいのも嬉しいポイントで、ダメージを抑えながらトレンド感のある暖色カラーに挑戦できます。

色落ちすると、ピンクみが抜けて柔らかなミルクティーのようなベージュに変化していくため、一度で二度美味しいカラーと言えるでしょう。派手になりすぎないのに、しっかりと個性を出せる大人可愛いカラーです。

4-3. 【イエベ向き】韓国風スタイルにも合う「オレンジベージュ」

トレンド感を重視するなら、ヘルシーでエネルギッシュな印象の「オレンジベージュ」がおすすめです。

パキッとしたオレンジではなく、ベージュを混ぜ合わせることで、まろやかさと肌なじみの良さが加わり、ぐっとおしゃれな雰囲気に仕上がります。

このカラーは、日本人の髪が元々持っているオレンジみや赤みを活かすことができるため、ブリーチ1回でも非常に鮮やかに発色しやすいのが特徴です。特に、こっくりとした深みのある色が得意なイエベ秋タイプの方に似合います。

韓国アイドルのような、元気でファッショナブルなスタイルを目指す方からの支持も厚いカラーです。夏の太陽の下でも、冬の落ち着いたファッションの中でも映える、主役級のヘアカラーと言えるでしょう。

4-4. 【ブルベ向き】色落ちしても黄みが出にくい「ラベンダーアッシュ」

ブルベさんの持つ肌の透明感を、さらに格上げしてくれるのが「ラベンダーアッシュ」です。

アッシュのくすみ感と、ラベンダー(紫)の持つ黄みを打ち消す効果が融合し、神秘的で透き通るような質感を髪に与えてくれます。

このカラーの最大のメリットは、色落ちの過程が非常に美しいこと。ブリーチ後の髪はどうしても黄色っぽく色落ちしやすいのですが、補色であるラベンダーの色素が黄みを抑え続けてくれるため、ギラギラとした黄色になりにくく、白っぽいキレイなベージュへと変化していきます。

ブリーチ回数の目安は1〜2回。涼しげで上品な印象は、特にブルベ夏タイプやブルベ冬タイプの方にぴったりです。光に当たった時の、儚げで柔らかな透け感は一度体験するとやみつきになりますよ。

4-5. 【ブルベ向き】クールで都会的な印象の「アッシュグレージュ」

赤みを徹底的に排除した、クールで洗練された雰囲気を手に入れたいブルベさんには「アッシュグレージュ」が最適です。

グレーとベージュを絶妙なバランスで調合したこのカラーは、外国人風の柔らかい質感を演出し、都会的でスタイリッシュな印象を与えます。

寒色系であるグレーが、ブルベさんの持つ涼やかな魅力を最大限に引き立て、肌をより一層白く見せてくれる効果も期待できます。美しいグレージュにするためには、最低でもブリーチ1回は必須です。髪の赤みが強い方は、ブリーチを2回行うことで、よりクリアで濁りのない理想のグレージュに近づけます。

オフィスシーンでも浮きにくい上品さを持ち合わせているため、お仕事で制限がある方でも挑戦しやすいハイトーンカラーとして人気です。

4-6. 【ブルベ向き】ブリーチ2回以上で実現する「ホワイトブロンド」

「どうせなら、誰もが振り返るような究極のハイトーンにしたい!」という方におすすめしたいのが、限りなく白に近い「ホワイトブロンド」です。その圧倒的な透明感と存在感は、ケアブリーチダブルカラーの到達点とも言えるでしょう。

この無彩色に近いクリアなカラーは、透き通るような白い肌を持つブルベ冬タイプの方に特によく似合い、そのミステリアスな魅力を際立たせます。

ただし、この色味を実現するには、髪の色素を極限まで抜く必要があるため、ブリーチが最低でも2回以上必要になる高難易度のカラーです。

髪への負担も大きくなるため、まさにケアブリーチのダメージ軽減効果が最も活かされる施術と言えます。信頼できる技術を持った、ハイトーンカラーが得意な美容師さんに相談することが、成功への絶対条件です。時間も費用もかかりますが、手に入れた時の感動は計り知れない特別なカラーです。

5. ケアブリーチダブルカラーの料金相場

デザイン性の高いハイトーンカラーを実現できるケアブリーチダブルカラーですが、やはり気になるのが料金ですよね。特殊な薬剤と高度な技術を要するため、通常のヘアカラーに比べるとどうしても高額になります。

ここでは、美容室でケアブリーチダブルカラーをオーダーする際の料金相場について、具体的な内訳や追加料金が発生するケースなどを詳しく解説していきます。あくまで目安となりますが、予算を立てる際の参考にしてみてください。

5-1. 都内美容室の平均相場は18,000円〜25,000円

都内の人気美容室でケアブリーチダブルカラー(ブリーチ1回+カラー1回)を施術する場合、料金相場はだいたい18,000円〜25,000円(税込)前後が一般的です。

この価格には、以下のような内容が含まれていることがほとんどです。

  • カウンセリング
  • ケアブリーチ(1回分)
  • オンカラー(1回分)
  • シャンプー&ブロー

通常のシングルカラーが8,000円前後、ブリーチを使わないダブルカラーでも15,000円前後が相場なので、やはり特別なメニューであることがわかります。

価格に幅があるのは、美容室の立地やブランド力、使用しているケアブリーチ剤の種類(ファイバープレックスやオラプレックスなど)によって設定が異なるためです。高品質な薬剤と、髪の状態を正確に見極める知識、そして繊細な塗布技術が必要なため、この価格帯になるのは納得と言えるでしょう。

5-2. ブリーチの回数や髪の長さによって料金は変動する

最終的な料金を左右する最も大きな要因は、「ブリーチの回数」と「髪の長さ」です。カウンセリングで提示された金額が、必ずしも最終金額とは限らないため、追加料金の可能性がある項目についてもしっかりと理解しておきましょう。

■ブリーチの回数
ホワイトブロンドやペールトーンのピンク、クリアなグレージュといった淡い色味を希望する場合、ベースの髪をしっかり明るくする必要があるため、ブリーチを2回以上繰り返すケースが多くなります。

ブリーチを追加する場合、1回につき+5,000円〜10,000円程度が追加料金としてかかります。例えば、基本料金20,000円のメニューでブリーチを1回追加すると、合計金額は25,000円〜30,000円になる計算です。

■髪の長さ(ロング料金)
髪が長ければ長いほど、使用する薬剤の量が増え、施術にかかる時間も長くなります。そのため、多くの美容室では「ロング料金」が設定されています。

目安としては、鎖骨下で+1,000円、胸下で+2,000円など、長さによって段階的に料金が加算されていきます。美容室によっては「ミディアム料金」「スーパーロング料金」など細かく規定されている場合もあるので、予約時に自分の髪の長さで追加料金がかかるか確認しておくと安心です。

5-3. クーポンや指名料の有無も確認

基本料金や追加料金の他に、最終的な支払額に影響するのがクーポンや指名料の存在です。賢く利用したり、逆に必要な投資として考えたりすることで、満足度の高い施術につながります。

■クーポンを賢く活用する
ホットペッパービューティーなどの予約サイトでは、新規のお客様向けや期間限定で非常にお得なクーポンが用意されていることがあります。「ケアブリーチ+ダブルカラー+トリートメント」といったセットメニューが、通常価格から数千円割引で提供されていることも珍しくありません。

ただし、「ブリーチ1回まで」など条件が細かく設定されている場合もあるため、クーポンの内容は隅々まで確認することが大切です。

■スタイリストの指名料
ハイトーンカラーは、担当する美容師さんの技術力や経験によって仕上がりが大きく左右されます。「この人の作る髪色が好き!」というスタイリストさんが見つかったら、ぜひ指名してお願いしましょう。

その際、スタイリストのランクに応じて500円〜2,000円程度の指名料が別途かかるのが一般的です。料金はかかりますが、自分の髪質や好みを理解してくれている担当者に任せる安心感は、何にも代えがたいものです。

特に繊細な技術が求められるケアブリーチダブルカラーでは、信頼できる美容師さんへの投資と考えるのがおすすめです。

6. 染めたての髪色を長持ちさせるためのお手入れ方法

せっかく手に入れた理想のハイトーンカラー、できるだけ長く楽しみたいですよね。ケアブリーチダブルカラーで染めた髪は、透明感がある分、色素が抜けやすいという特徴も持っています。

しかし、毎日のちょっとしたお手入れ方法を見直すだけで、色持ちは格段にアップします。

ここでは、染めたての美しい髪色をキープするための具体的なセルフケア方法を6つご紹介します。今日からすぐに実践できることばかりなので、ぜひ参考にしてみてください。

6-1. 施術当日はシャンプーをしない

美容師さんから「今日はシャンプーしないでくださいね」と言われた経験がある方も多いのではないでしょうか。これには、カラーの色持ちを左右する大切な理由があります。

ヘアカラーの染料が髪の内部にしっかりと定着するには、一般的に24時間〜48時間ほどかかると言われています。施術直後の髪は、まだ色素が完全に安定していないデリケートな状態です。

このタイミングでシャンプーをしてしまうと、定着しきっていない色素がお湯や洗浄成分と一緒に流れ出てしまい、色落ちを早める大きな原因になってしまいます。

せっかくの綺麗なカラーを1日でも長く楽しむために、施術当日のシャンプーは我慢するのが鉄則です。もし汗やスタイリング剤が気になる場合は、シャンプーを使わずにお湯で優しくすすぐ程度に留めておきましょう。

6-2. 洗う際は38℃以下のぬるま湯を心がける

毎日何気なく使っているシャワーの温度も、実は色持ちに大きく影響しています。

40℃を超えるような熱いお湯は、髪の表面を覆っている「キューティクル」を開かせてしまう性質があります。キューティクルは髪の鎧のようなもので、開いた状態が続くと、その隙間から内部のカラー色素や栄養分がどんどん流れ出てしまうのです。

これを防ぐためには、シャンプーやすすぎに使うお湯の温度を38℃以下のぬるま湯に設定するのが非常に効果的です。

少しぬるいと感じるかもしれませんが、この一手間がキューティクルを不必要に開かせず、カラーの流出を最小限に抑えてくれます。日々の習慣を少し変えるだけで、サロン帰りの髪色を長くキープできますよ。

6-3. カラーシャンプー(ムラシャン・ピンクシャンプー等)を週2〜3回使用する

ハイトーンカラーの維持に欠かせないアイテムが「カラーシャンプー」です。カラーシャンプーとは、シャンプー自体に色素が含まれており、髪を洗いながら失われた色味を補充してくれる優れものです。

色落ちの過程で気になる黄ばみを抑えたいのか、特定の色味を足したいのかによって、使うべき種類が異なります。

  • ムラサキシャンプー(ムラシャン): アッシュ、グレージュ、シルバー、ブロンド系のカラーにおすすめです。髪の黄ばみを打ち消す紫の色素が入っており、くすんだ透明感をキープしてくれます。
  • ピンクシャンプー: ピンク、レッド、オレンジなどの暖色系カラーにおすすめです。褪色してオレンジっぽくなるのを防ぎ、まろやかで可愛い色味を長持ちさせてくれます。

毎日使う必要はなく、週に2〜3回、もしくは3日に1回程度のペースで普段お使いのシャンプーと置き換えて使うのがおすすめです。普段使いのシャンプーは、洗浄力がマイルドなアミノ酸系のものを選ぶと、さらに色持ちアップが期待できます。

6-4. ドライヤー前には必ず洗い流さないトリートメントで髪を保護

お風呂上がりの濡れた髪は、キューティクルが開いており、最もダメージを受けやすい無防備な状態です。そのまま放置すると、色素や水分がどんどん蒸発してしまいます。

髪を洗った後は、タオルで優しく水気を拭き取ったら、すぐに洗い流さないトリートメント(アウトバストリートメント)をつけましょう。

洗い流さないトリートメントは、ドライヤーの熱や乾燥、ブラッシングの摩擦といった外部刺激から髪を守るコーティングの役割を果たしてくれます。オイルタイプは熱からの保護力が高く、ミルクタイプは水分と油分をバランス良く補給してくれるなど、種類によって特徴が異なりますので、ご自身の髪質や仕上がりの好みに合わせて選んでみてください。

この一手間を加えるだけで、ドライヤー後の手触りが格段に良くなり、色落ちの防止にも繋がります。

6-5. スタイリング時はヘアアイロンの温度に注意する

毎日のスタイリングに使うヘアアイロンやコテも、使い方を間違えると色落ちを早める原因になります。特に180℃を超えるような高温は、髪のタンパク質を変化させ、カラー色素を飛ばしてしまうリスクが非常に高いです。

綺麗な髪色をキープするための理想的な温度は、140℃〜160℃です。

この温度帯でも十分にスタイリングは可能ですので、できるだけ低温で設定することを心がけましょう。また、アイロンを通す前に、熱から髪を守ってくれる効果のあるスタイリング剤やヘアオイルを馴染ませておくのも非常に有効です。

同じ場所に熱を当てすぎず、手早く仕上げることも大切なポイントです。

6-6. 定期的に美容院でサロントリートメントを受ける

自宅でのデイリーケアに加えて、プロの力を借りることも美しいハイトーンカラーを維持する秘訣です。

美容院で提供されるサロントリートメントは、市販のトリートメントとは異なり、髪の内部構造に直接働きかけて栄養分を補給し、ダメージを深層部から修復してくれます。髪の内部が栄養で満たされると、スカスカになった部分が補強され、カラー色素が流れ出にくくなります。

つまり、髪のコンディションを良くすることが、結果的に色持ちの向上に直結するのです。

月に1回程度を目安に、カラーリングと次のカラーリングの間にサロントリートメントの予約を入れるのがおすすめです。担当の美容師さんに髪の状態を診てもらい、今の髪に最適なトリートメントを施術してもらうことで、色落ちしてもキレイな状態を保つことができます。

7. 色落ちの過程と、色落ち後も楽しむ方法

ケアブリーチダブルカラーの大きな魅力の一つは、染めた瞬間だけでなく「色落ちしていく過程」も楽しめることです。

通常のブリーチだと、色が抜けるとただの金髪や、ダメージによるギラついたオレンジ色になりがちです。しかし、ケアブリーチで丁寧にダメージを抑えながら作ったハイトーンの土台は、いわば真っ白なキャンバスのようなもの。そのため、上に乗せたカラーが抜けていく過程も濁りが少なく、非常にキレイな変化を見せてくれます。

ここでは、代表的なカラーの色落ち過程と、色落ち後をさらに楽しむためのアイデアをご紹介します。

7-1. アッシュ系カラーの色落ち過程:シルバー→ブロンドへ

透明感とくすみ感が魅力のアッシュグレージュやラベンダーアッシュなどの寒色系カラーは、特に色落ちの変化が分かりやすく、その過程を楽しめる人気の色味です。

一般的に寒色系の染料は髪に定着しにくく、褪色が早いと言われていますが、その分さまざまな表情を見せてくれます。

  • 染めたて〜1週間後: まずは深く、透明感あふれるアッシュの色味を堪能できます。シャンプーを重ねるごとに、徐々にアッシュの色味がマイルドになり、柔らかなシルバーや白っぽいベージュのような色合いに変化していきます。この段階でムラサキシャンプーを使い始めると、黄ばみが出るのを効果的に防ぐことができます。
  • 2週間後〜: アッシュの色素が抜けきると、ケアブリーチで作ったダメージの少ないベースが活きてきます。ギラつきやオレンジ味のない、クリアで美しいブロンドヘアへと落ち着きます。このキレイなブロンド状態は、次のカラーを入れる際の土台としても最適です。

このように、アッシュ系カラーは「濃いアッシュ→シルバー→キレイなブロンド」という、まるで3段階のカラーを楽しめるようなお得な色味なのです。

7-2. ピンク系カラーの色落ち過程:ピンクベージュ→ミルクティーへ

ピンクやレッドなどの暖色系カラーも、色落ちの過程で非常に美しい変化を楽しめます。特にピンクベージュやピンクブラウンなどのカラーは、褪色しても上品な印象をキープしやすいのが特徴です。

  • 染めたて〜1週間後: 染めたての鮮やかなピンクや、まろやかなピンクベージュの色味を楽しみます。暖色系は比較的色持ちが良いとされていますが、日々のシャンプーで少しずつ色素は流出していきます。この時期からピンクシャンプーを投入することで、ピンクの色素を補充し、可愛い色味を長くキープできます。
  • 2週間後〜: ピンクの色味が徐々に薄れてくると、オレンジがかったコーラルピンクのような色合いを経て、最終的には赤みのない柔らかなミルクティーベージュのような色に落ち着きます。これもケアブリーチでベースのオレンジ味をしっかり消しているからこそ実現する色落ちで、褪色後も上品でおしゃれな雰囲気を保つことができます。

ピンク系カラーは、色落ちしても黄みが強く出にくいため、顔色を明るく見せたい方や、優しい印象をキープしたい方におすすめです。

7-3. 次のカラーまでのつなぎとしてカラーバターで色を足すのも人気

色が落ちてキレイなブロンド状態になった髪は、次のカラーを入れるまでの「お楽しみ期間」と捉えることもできます。

そこでおすすめなのが「カラーバター」や「カラートリートメント」といったアイテムです。これらはトリートメント成分をベースに作られた染料で、髪の内部に浸透するのではなく、表面にイオン結合で付着して発色します。

そのため、髪をほとんど傷めることなく、気軽にセルフで色味を補充できるのが最大のメリットです。

例えば、以下のような楽しみ方ができます。

  • 黄ばみ消しとして: 薄いパープルやシルバーのカラーバターを使えば、ムラシャンよりも強力に黄ばみを抑え、白っぽいブロンドをキープできます。
  • 短期間のイメチェンとして: 次の美容院まで2週間あるから、その間だけブルーやグリーンなどの普段は挑戦しにくいビビッドなカラーを入れてみる。カラーバターは1〜2週間ほどで自然に色落ちするため、イベント前の短期的なカラーチェンジに最適です。
  • 毛先だけのポイントカラーとして: 全体はブロンドのまま、毛先10cmだけピンクのカラーバターを入れてグラデーションや裾カラーを楽しむ。

ドラッグストアやバラエティショップで手軽に購入でき、価格も2,000円〜3,000円程度のものが多く、コストパフォーマンスも抜群です。色落ちした髪をキャンバスに、自分だけの色遊びを楽しんでみてはいかがでしょうか。

8. 失敗しない美容室の選び方とオーダーのコツ

ケアブリーチダブルカラーは、理想の透明感カラーを叶える素晴らしい技術ですが、その一方で美容師さんの知識や経験が仕上がりを大きく左右する、非常に高度な施術でもあります。

薬剤の選定、放置時間の見極め、ダメージレベルの診断など、多くの専門的な判断が求められるため、美容室選びとオーダー方法が成功の鍵を握っていると言っても過言ではありません。

ここでは、大切な髪を安心して任せられる美容室の見つけ方と、理想のイメージを的確に伝えるためのオーダーのコツを詳しくご紹介します。

8-1. ブリーチ・ハイトーンカラーが得意な美容師さんを探す

まず最も重要なのが、「ブリーチやハイトーンカラーを専門的、あるいは得意としている美容室・美容師さん」を選ぶことです。同じ美容師さんでも、カットが得意な方、縮毛矯正が得意な方など、それぞれに強みがあります。

ケアブリーチダブルカラーは、髪の体力を見極めながら最小限のダメージで最大限の脱色効果を引き出す、非常に繊細なコントロールが必要とされます。そのため、ブリーチ施術の経験が豊富な美容師さんにお願いするのが、失敗を避けるための最も確実な方法です。

ホットペッパービューティーなどの予約サイトで探す際は、「ブリーチ」「ダブルカラー」「ハイトーン」などのキーワードで検索したり、「デザインカラーが得意」といったこだわり条件で絞り込んだりするのがおすすめです。

また、サロンのホームページやブログを見て、「ハイトーンカラーへのこだわり」や「ダメージレスへの取り組み」といったコンセプトがしっかり書かれているかも重要な判断材料になります。

実際に施術を受けた人のリアルな声がわかる「口コミ」も必ずチェックし、「ブリーチをお願いしたけど、ダメージが気にならなかった」「色の相談に親身に乗ってくれた」といったポジティブな意見が多いかを確認しましょう。

8-2. Instagram(インスタ)で過去の施術事例をチェックする

得意な美容師さんを探すうえで、今や欠かせないツールがInstagram(インスタ)です。美容師さんの多くは個人のアカウントで自身の施術スタイルを発信しており、そこにはリアルな仕上がりの写真や動画が溢れています。

「#ケアブリーチ」「#ミルクティーベージュ」「#渋谷ダブルカラー」のように、「#(メニュー名)」「#(希望の髪色)」「#(地名)+(メニュー名)」などのハッシュタグで検索することで、膨大なスタイルの中から自分の好みに合った施術事例を簡単に見つけることができます。

特に注目したいのは以下のポイントです。

  • Before→Afterの写真が豊富か: どれだけ髪がキレイに変化したかが一目瞭然で、技術力の高さを判断する材料になります。
  • スタイルのテイストが自分好みか: 美容師さんによって、作るスタイルの雰囲気(例:韓国風、ナチュラル系、モード系など)に個性があります。たくさんの投稿を見て、直感的に「この人の作るスタイルが好き!」と思える人を見つけましょう。
  • 髪のツヤやまとまり: 写真や動画で、仕上がりの髪に天使の輪のようなツヤがあるか、パサつきがなくまとまっているかなどをチェックします。ダメージをしっかりケアできているかどうかの指標になります。

気になるスタイルを見つけたら、投稿を「保存」機能でコレクションしておくと、後で見返したり、カウンセリング時に美容師さんに見せたりするのに非常に便利です。美容師さんによってはDM(ダイレクトメッセージ)で簡単な事前相談に乗ってくれる場合もあるので、予約前に不安な点を質問してみるのも良いでしょう。

8-3. 理想の髪色の写真を見せながら具体的にオーダーする

腕の良い美容師さんを見つけたら、最後のステップは「オーダー」です。ここでイメージの共有がうまくできないと、せっかくの施術も満足のいかない結果になってしまう可能性があります。

最も効果的なのは、理想の髪色の写真を複数枚用意して見せることです。口頭で「明るめのアッシュベージュで」と伝えても、その「明るさ」や「アッシュの濃さ」「ベージュの黄み」の捉え方は人それぞれで、認識のズレが生まれやすいのです。

カウンセリングの際は、以下を意識してイメージを共有しましょう。

  • 理想のイメージ写真を見せる: Instagramなどで保存しておいた写真を見せましょう。できれば、明るい自然光の下で撮られた、加工が強すぎない写真を、正面・サイド・後ろなど様々な角度から3枚以上用意できると、よりイメージが伝わりやすくなります。
  • 「やりたくない髪色」の写真も伝える: 「この色みたいに赤み(黄み)が強く出るのは避けたい」など、NGのイメージを伝えることで、失敗のリスクをさらに減らすことができます。
  • 髪の履歴を正直に伝える: これは非常に重要です。過去の黒染め、セルフカラー、縮毛矯正、パーマなどの履歴は、ブリーチの抜け方やカラーの入り方に大きく影響します。美容師さんはこの情報を元に薬剤を調合するため、隠さずに正直に伝えることが、ムラのないキレイな仕上がりのためには不可欠です。
  • ライフスタイルや予算も共有する: 職場の髪色規定、髪の手入れにかけられる時間、今後のカラープラン、予算の上限などを伝えておくことで、美容師さんはあなたにとって最適なスタイルを総合的に提案してくれます。

丁寧なカウンセリングは、ケアブリーチダブルカラーを成功させるための心臓部です。少しでも不安や疑問があれば遠慮なく質問し、納得したうえで施術に入ってもらうようにしましょう。

9. 初めてのケアブリーチダブルカラーに関するQ&A

初めてのケアブリーチダブルカラーは、楽しみな反面、たくさんの疑問や不安がつきものですよね。

「私の髪でも大丈夫かな?」「頭皮は痛くない?」「失敗したらどうしよう…」など、気になることは事前に解消しておきたいものです。ここでは、お客様からよくいただく質問とその回答をQ&A形式で詳しくまとめました。

施術前の最終チェックとして、ぜひ参考にしてください。

9-1. Q. 縮毛矯正やパーマをしていても施術できますか?

A. 基本的には、縮毛矯正やデジタルパーマの履歴がある髪へのブリーチ施術は、非常にリスクが高いためおすすめできません。

多くの美容室で施術を断られてしまうケースも少なくないのが現状です。

理由としては、縮毛矯正やパーマで使用する薬剤と、ブリーチ剤の相性が非常に悪く、深刻な化学反応を起こしてしまう可能性があるためです。縮毛矯正やパーマで髪は大きなダメージを受けている状態です。そこに強力な脱色作用を持つブリーチ剤を重ねると、髪の体力が限界を超えてしまいます。

最悪の場合、髪がゴムのように伸びてしまったり、チリチリになって溶けてしまったり、ブチブチと切れてしまう「断毛」という事態を招く危険性があります。

ただし、絶対に不可能というわけではありません。

例えば、「縮毛矯正をかけたのが1年以上前で、その部分はほとんどカットしている」といった場合や、髪が非常に健康な状態であると美容師さんが判断した場合には、施術が可能なこともあります。

その際も、髪の状態に合わせてブリーチ剤のパワーを調整したり、薬剤を塗り分けたり、特別な保護剤を使用したりと、極めて高度な技術と慎重な判断が求められます。まずは必ずカウンセリングで過去の施術履歴を正直に伝え、プロの目でしっかりと髪の状態を診断してもらうことが何よりも重要です。

9-2. Q. 白髪も一緒に染められますか?

A. はい、染められます。

むしろ、ケアブリーチダブルカラーは「白髪ぼかし」として非常に有効な手段で、白髪に悩む大人女性にも大変おすすめです。

従来の白髪染めは、黒や濃い茶色で白髪を「塗りつぶす」ため、少し根元が伸びてきただけでも、くっきりと色の境目ができてしまい、頻繁に染め直す必要がありました。一方、ケアブリーチで髪全体を明るくすると、伸びてきた白髪がハイトーンの髪色に自然に溶け込み、根元が目立ちにくくなるという大きなメリットがあります。

これは白髪を「隠す」のではなく「活かす」という新しい発想のカラーリングです。白髪はメラニン色素がないため、実はキレイな色が入りやすいという特性も持っています。

特に、アッシュグレージュやミルクティーベージュ、ラベンダーアッシュといった透明感のあるカラーは白髪との馴染みが良く、上品で若々しい印象を与えてくれます。白髪染め特有の重たい印象から解放され、明るくおしゃれなヘアカラーを楽しめるようになりますよ。

9-3. Q. どのくらいの頻度で美容室に通う必要がありますか?

A. キレイな髪色を維持するためのメンテナンスとしては、1ヶ月半〜2ヶ月に1回のペースで美容室に通うのが理想的です。

髪は1ヶ月に約1cm〜1.5cm伸びるため、2ヶ月も経つと根元の黒い部分(プリン)が3cmほどになり、目立ち始めます。根元が1.5cm以上伸びてしまうと、ブリーチの際に地肌の温度が届きにくくなり、根元付近で色のムラが出やすくなるため、この期間でのメンテナンスがおすすめです。

また、髪色も徐々に退色が進み、黄色みが出てきやすい時期でもあります。

美容室でのメンテナンス方法は、毎回全体をブリーチするわけではありません。髪の状態やデザインに応じて、主に以下の2つの方法を使い分けます。

  • リタッチ: 伸びてきた根元の黒い部分だけをブリーチし、毛先の色と繋がるように全体にカラーを重ねる方法です。すでにブリーチ済みの毛先への負担を最小限に抑えられます。
  • オンカラー(カラー補充): ブリーチはせず、色落ちして黄色っぽくなった髪の上から、希望の色味だけを補充する方法です。ダメージを抑えながら、髪にツヤと透明感を復活させることができます。

担当の美容師さんと相談しながら、ご自身の髪の状態やライフスタイルに合わせた最適なメンテナンスプランを立てていきましょう。

9-4. Q. セルフでもできますか?

A. 結論から言うと、ケアブリーチダブルカラーをセルフで行うことは絶対に避けるべきです。

市販のブリーチ剤も販売されていますが、プロが使う薬剤とは全くの別物であり、取り返しのつかない失敗につながる可能性が極めて高いです。

美容室での施術が高いのには、それ相応の理由があります。

  • 専門的な薬剤知識: 美容師さんは、お客様一人ひとりの髪質、ダメージレベル、過去の履歴を見極め、数十種類以上ある薬剤の中から最適なものをミリグラム単位で調合しています。髪の体力を見誤ると、深刻なダメージに繋がります。
  • 高度な塗布技術: 根元、中間、毛先で薬剤を塗り分ける、スピーディーかつ均一に塗布するなど、ムラなくキレイに脱色するにはプロの技術が不可欠です。特に見えにくい後頭部などを自分で均一に塗るのは至難の業です。
  • 的確な時間管理: 髪が脱色されていく過程を数分おきにチェックし、ベストなタイミングで洗い流す必要があります。この見極めを誤ると、色が抜けきらなかったり、逆に髪が溶けてしまったりする原因になります。

一度セルフブリーチで深刻なダメージやムラを作ってしまうと、プロの美容師さんでも修正が困難になり、結局は高額な修正費用がかかったり、最悪の場合は髪を切るしかなくなったりするケースも少なくありません。

大切な髪を守るためにも、ケアブリーチダブルカラーは必ず信頼できる美容師さんにお任せください。

9-5. Q. もし失敗したらお直しは可能ですか?

A. まずは、施術をしてもらった美容室にできるだけ早く連絡して相談しましょう。

多くの美容室では、施術後1週間〜10日間程度の「技術保証期間(お直し期間)」を設けています。

「カウンセリングで伝えたイメージと仕上がりの色が明らかに違う」「数日で不自然な色落ちをしてしまった」といった場合には、この保証期間内であれば無料でお直し(再施術)をしてもらえることがほとんどです。

ただし、注意点がいくつかあります。

  • 連絡は速やかに: 日が経つほど、色落ちの原因が施術によるものか、ご自身のホームケアによるものかの判断が難しくなります。気になったらすぐに電話しましょう。
  • 自己判断で他店に行かない: 勝手に別の美容室でお直しをしたり、市販のカラー剤で染め直したりすると、保証の対象外となってしまいます。まずは必ず施術を担当した美容師さんに相談することが重要です
  • 正直な申告が前提: カウンセリング時に黒染めや縮毛矯正の履歴を伝えなかったなど、お客様側の原因で起きたトラブルについては、無料お直しの対象外となる場合があります。

信頼できる美容室であれば、お客様の満足を第一に考え、誠実に対応してくれるはずです。気まずいと感じる必要はありませんので、遠慮せずにまずは相談してみてください。

9-6. Q. 頭皮への影響はありますか?

A. ブリーチ剤はアルカリ性の薬剤で刺激が強いため、頭皮への影響が全くないとは言えません。

正直に言うと、特に頭皮が敏感な方や、アレルギー体質の方は、施術中にヒリヒリとした痛みやかゆみを感じることがあります。

しかし、プロの美容師さんは頭皮への負担を最小限に抑えるための様々な対策を熟知しています。

  • 頭皮保護オイル・スプレーの使用: 施術に入る前に、頭皮全体に専用の保護オイルやスプレーを塗布します。これにより、頭皮に油分の膜が張られ、薬剤が直接付着するのを防いで刺激を大幅に和らげることができます。
  • ゼロテクニック(ゼロテク)の活用: これは、薬剤を頭皮に直接つけず、根元ギリギリ数ミリを開けて塗布していく非常に高度な技術です。頭皮が弱い方でも安心してブリーチができるよう、経験豊富な美容師さんが用いるテクニックです。

お客様自身でできる対策としては、カウンセリングの際に「頭皮が敏感で、カラー剤がしみやすい」ということを事前に必ず伝えることです。そうすれば、美容師さんも保護剤を多めに塗布するなどの対策を準備してくれます。

また、施術中に我慢できないほどの痛みを感じた場合は、遠慮せずにすぐに伝えましょう。施術の前日にシャンプーをせず、皮脂を残しておくことも、天然の保護膜となって頭皮を守る効果が期待できます。