美容院の予約、何分前に到着するのがベストか、意外と迷いませんか?「早く着いておけば安心」と思いがちですが、実は早すぎる到着も、もちろん遅刻も、美容師さんを困らせてしまう可能性があります。
この記事では、結論として「予約の5〜10分前」がなぜベストなのかを、美容師さんの本音を交えながら徹底解説します。
1. 結論:美容院の予約時間は5〜10分前がベスト
美容院を予約した際、何分前に到着するのがベストなのか、意外と迷ってしまうポイントですよね。早すぎても迷惑かな、でも遅刻は絶対にしたくない…そんな風に考えている方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、初回なら10分前、2回目以降の再訪なら5分前の到着が、美容師さんにとっても、あなたにとっても最もスムーズで理想的な時間です。
なぜなら、この「5〜10分」という時間が、施術前の準備を焦らずにでき、かつ美容院側のスケジュールを乱すことのない、絶妙な「思いやりの時間」になるからです。時間通りに質の高いサービスを受け、お互いに気持ちよく過ごすための最初のステップが、この到着時間にあるのです。これから、なぜこの時間がベストなのかを具体的に解説していきます。
1-1. 初めての美容院なら「10分前」:カウンセリングやカルテ記入も余裕をもって
初めて訪れる美容院には、予約時間の10分前に到着することをおすすめします。「少し早いかな?」と感じるかもしれませんが、この10分が後々の満足度を大きく左右する重要な時間になるのです。
初めてのサロンでは、まず「カルテ(カウンセリングシート)」の記入をお願いされることがほとんどです。ここには、お名前や連絡先といった基本情報だけでなく、あなたの髪質やライフスタイルを理解するために欠かせない質問項目がたくさんあります。
- 髪の悩み(くせ毛、ダメージ、ボリュームなど)
- 過去の施術履歴(カラー、パーマ、縮毛矯正など)
- アレルギーの有無
- 普段のスタイリング方法
- 本日のご要望
特にアレルギーの有無は安全に関わる大切な情報ですし、「前回のカラーはいつ頃だったかな?」など、意外と思い出すのに時間がかかることもありますよね。このカルテ記入を焦って済ませてしまうと、担当の美容師さんにあなたの情報が正確に伝わらない可能性があります。10分前に到着していれば、受付を済ませ、上着や荷物を預け、お手洗いを済ませてから、落ち着いてカルテを記入する時間が十分に確保できます。
そして、しっかりと記入されたカルテをもとに行われるのが、丁寧なカウンセリングです。あなたの髪の悩みや「こんな風になりたい」という理想のイメージを美容師さんと共有する、最も大切な時間と言っても過言ではありません。予約時間ぴったりに到着すると、このカウンセリング時間が短くなってしまう恐れがあります。
せっかくの機会ですから、ヘアカタログを見たり、具体的なイメージを伝えたりする時間をしっかり確保するためにも、余裕をもった「10分前行動」を心がけましょう。
1-2. 再訪なら「5分前」:勝手がわかっていれば時間通りでもOK
2回目以降、通い慣れた美容院であれば、予約時間の5分前の到着がスマートです。再訪の場合は、初回のようなカルテ記入は基本的にありません。
前回の施術データがお店のシステムに残っているため、受付もスムーズに進みます。担当の美容師さんもあなたの髪質や好みを把握してくれているので、カウンセリングも「今回はどうしますか?」「前回と同じ感じで大丈夫ですか?」といった簡単な確認で済むことが多いでしょう。
そのため、初回ほど時間に余裕を持たせる必要はなく、5分前くらいの到着で十分なのです。もちろん、予約時間ジャスト(0分前)でも大きな問題はありません。
しかし、例えば商業施設の高層階にあるサロンでエレベーターがなかなか来なかったり、受付が他のお客様で少し混み合っていたり、といった不測の事態も考えられます。席に案内されて、一息ついてから施術に入れるくらいの余裕を持つためにも、やはり5分前の到着が理想的と言えます。このわずかな時間が、気持ちをリラックスさせ、心地よいサロンタイムをスタートさせるための準備時間になるのです。
1-3. 開店と同時に予約した場合は「5分前」が親切
朝一番、例えばお店のオープン時間である午前10時に予約を入れた場合は、少し注意が必要です。この場合も、到着の目安は「5分前」が美容師さんにとって最も親切な時間と言えるでしょう。
「一番乗りだから、早く行っても大丈夫だろう」と思って15分前や20分前に到着してしまうと、かえってお店に気を遣わせてしまう可能性があります。なぜなら、美容師さんたちは開店前の限られた時間で、お客様を万全の状態でお迎えするための様々な準備を慌ただしく行っているからです。
- 店内の清掃
- 薬剤やタオルの準備
- 予約の最終確認
- スタッフ全員での朝礼やミーティング
早すぎると、まだお店のシャッターが閉まっていたり、スタッフが準備の真っ最中で対応できなかったりすることもあります。お客様を待たせていると思うと、美容師さんも準備に集中しづらくなってしまうかもしれません。
ですから、開店準備が一段落し、お客様を迎える態勢が整うであろう「5分前」、つまり10時オープンのサロンであれば9時55分頃に到着するのが、お店側へのさりげない配慮となり、お互いにとって気持ちの良いスタートを切ることができます。
2. 【美容師の本音】予約時間に関するお客様へのホンネ
ここでは、普段はなかなか聞くことのできない、美容師さん側の「予約時間」に関する本音をこっそりご紹介します。お客様を大切に思うからこそ、実は「早すぎる到着」や「遅刻」に対して、少しだけ困ったなと感じていることがあるのです。なぜそう感じるのか、その理由を知ることで、お互いにとってより良い関係を築くヒントが見つかるはずです。
2-1. 早すぎる到着が少し困る3つの理由
「早く着く分には、迷惑じゃないでしょう?」と思うかもしれません。もちろん、そのお気持ちは非常にありがたいのですが、実は15分以上といった早すぎるご来店は、美容師さんを少しだけ困らせてしまうことがあるのです。その主な理由を3つ見ていきましょう。
2-1-1. 前のお客様の施術に集中しづらい
もしあなたが施術を受けている最中に、次のお客様が待合席でじっと待っていたら、少し気まずい気持ちになりませんか?「自分のせいで待たせてしまっているのかな…」と、リラックスしきれないかもしれません。
これは美容師さん側も同じです。特に、シャンプーやヘッドスパなど、お客様が最もリラックスすべき時間帯に次の方がいらっしゃると、「お待たせしてはいけない」というプレッシャーから、目の前のお客様への集中力が散漫になってしまう可能性があります。
すべてのお客様に最高のサービスを提供するためにも、前のお客様が気持ちよく過ごせる空間を保つことは、サロンにとって非常に大切なことなのです。
2-1-2. 休憩や準備の時間がなくなってしまう
美容師さんの予約スケジュールは、実は分刻みで組まれています。お客様とお客様の間のわずかな時間は、美容師さんにとって貴重な「準備時間」であり、時には「束の間の休憩時間」でもあります。
この時間を使って、次のお客様を万全の状態でお迎えするための様々なタスクをこなしています。
- 次のお客様のカルテを確認し、前回のスタイルや会話の内容を思い出す
- 使用するカラー剤を調合したり、パーマのロッドを準備したりする
- ハサミやコームを消毒し、衛生管理を徹底する
- 簡単な昼食をとったり、水分補給をしたりする
予定より早くお客様が到着されると、これらの準備や休憩の時間が削られてしまい、慌ただしい状態で次の施術に入らなければならなくなります。結果として、最高のパフォーマンスを発揮できなくなる可能性もゼロではないのです。
2-1-3. 待合席に限りがあり、ご案内できない場合がある
特に都心部のサロンや、プライベート感を重視した個人経営のサロンでは、待合スペースが1〜2席しかない、というケースも珍しくありません。
前の時間帯のお客様がお連れ様と一緒にご来店されていたり、お帰りの準備をされていたりすると、早く到着されてもお座りいただく椅子がない、という状況が起こり得ます。
お客様を立ってお待たせしてしまうのは、美容師さんにとっても非常に心苦しいものです。かといって、まだ準備中の施術スペースにご案内するわけにもいきません。こうした物理的なスペースの問題も、早すぎる到着が少し困る理由の一つなのです。
2-2. 遅刻が与える5つの影響
言うまでもなく、遅刻はサロンにとって、そしてあなた自身にとっても大きなデメリットをもたらします。「たった5分、10分の遅刻」が、想像以上に深刻な影響を及ぼすことがあるのです。具体的にどのようなことが起こるのか、5つの影響を見ていきましょう。
2-2-1. 希望の施術が受けられなくなる(メニュー変更)
最も大きな影響が、予定していたメニューの変更です。例えば、「カット+カラー+髪質改善トリートメント」という3時間のコースを予約していたとします。もし30分遅刻してしまうと、当然ながら施術にかけられる時間は2時間半しかありません。
そうなると、美容師さんは「申し訳ありませんが、お時間的にトリートメントは難しくなりました…」あるいは「カラーを諦めてカットだけにしますか?」といった苦渋の選択を提案せざるを得なくなります。楽しみにしていた施術が受けられなくなるのは、お客様にとって最大の悲劇と言えるでしょう。
2-2-2. 施術時間が短くなり、サービスの質が低下する
仮にメニュー変更は免れたとしても、本来の施術時間が短くなることによるサービスの質の低下は避けられません。
美容師さんは、限られた時間の中で施術を終わらせるために、どこかの工程を短縮する必要があります。それは、丁寧に行うはずだったカウンセリングかもしれませんし、癒しの時間であるはずのシャンプーやマッサージかもしれません。
「急がなければ」という焦りは、美容師さんの手元を狂わせ、カットの精度やカラーの仕上がりに微妙な影響を与える可能性も否定できません。結果的に、満足のいかない仕上がりになってしまうリスクが高まるのです。
2-2-3. 次のお客様の予約に影響が出る
あなたの遅刻は、あなただけの問題では終わりません。美容院の予約はドミノ倒しのようなもので、一人が遅れると、その後ろに予約しているすべてのお客様にご迷惑がかかる可能性があります。
あなたの施術が15分押してしまえば、次のお客様は15分待たされることになります。そのお客様の施術も15分押し、さらにその次のお客様も…という悪循環が生まれてしまうのです。
サロン全体のスケジュールを乱し、他のお客様の大切な時間を奪ってしまう行為であることを、心に留めておく必要があります。
2-2-4. 指名した担当者が変更になることがある
これは特に、人気のスタイリストを指名している場合に起こりうる悲劇です。大幅な遅刻によって担当者のスケジュールが大きくずれ込み、次の指名客の予約時間に間に合わないと判断された場合、やむを得ず別のアシスタントやスタイリストがヘルプで入ったり、最悪の場合は担当者自体が変更になったりする可能性があります。
せっかく信頼している美容師さんを指名したのに、担当してもらえなかったら元も子もありません。
2-2-5. 15分以上の遅刻はキャンセル扱いになることも
多くの美容院では、予約時間に15分以上遅刻した場合、自動的にキャンセル扱いになるというルールを設けています。これは、次のお客様にご迷惑をかけないための最終手段です。
「お店に着いたのに、施術を断られてしまった」という事態を避けるためにも、遅刻は絶対に禁物です。サロンによっては、当日キャンセルとしてキャンセル料が発生する場合もあるため、時間厳守は鉄則と考えましょう。
2-3. 理想は「予約時間通り」のお客様
ここまで早すぎる到着と遅刻のデメリットをお伝えしてきましたが、では美容師さんにとって一番嬉しいのはいつなのでしょうか。多くの美容師さんが口を揃えるのは、「早すぎず、遅れず」つまり、結論で述べた「5分〜10分前」、あるいは「予約時間ちょうど」に来てくださることが最もありがたい、ということです。
時間通りにご来店いただくことは、美容師さんへの最高の「思いやり」であり、信頼の証です。そしてその思いやりは、必ず質の高い技術や心からの接客として、あなた自身に返ってきます。お互いが気持ちよく最高の時間を過ごすために、ぜひ理想の到着時間を意識してみてください。
3. 【ケース別】予約時間の前後にすべきこと
「5分〜10分前」が理想とわかっていても、予期せぬ交通トラブルや道に迷ってしまうなど、思い通りにいかないこともありますよね。ここでは、万が一「早く着きすぎた」「遅刻しそう」という状況になった際の、スマートで誠実な対応方法を具体的に解説します。いざという時のための「転ばぬ先の杖」として、ぜひ覚えておいてください。
3-1. 20分以上早く着きそうな場合
やる気に満ちて早く準備ができたり、乗る予定だった電車が一本早かったりと、予定より大幅に早く着いてしまうこともあるでしょう。しかし、良かれと思ってそのままお店のドアを開けるのは少し待ってください。その行動が、かえってお店に迷惑をかけてしまう可能性があるのです。
3-1-1. まずはサロンに電話で一報入れる
もし30分前など、かなり早く到着してしまった場合は、まずはお店に電話を入れて状況を伝えるのが最も丁寧な対応です。その際、ただ「早く着きました」と伝えるのではなく、「お店の準備のご都合もあるかと思いますので」という気遣いの言葉を添えるのがポイントです。
例えば、このように伝えてみましょう。
「11時に予約している田中と申します。大変申し訳ないのですが、予定よりかなり早く着いてしまいまして、今お店の近くにおります。もしご迷惑でなければ、今からお伺いしてもよろしいでしょうか?」
このように尋ねることで、サロン側は状況を把握できます。もし前の予約がなく、準備も整っていれば「どうぞ、お入りください」と快く迎え入れてくれるかもしれません。逆に、まだ準備中であったり、前のお客様がリラックスされている最中であったりすれば、「申し訳ありません、ご予約時間の10分前頃にもう一度お越しいただけますでしょうか」と正直に伝えてくれるはずです。
大切なのは、お店の都合を最優先する姿勢を見せることです。この一本の電話があるだけで、美容師さんは「配慮のできる素敵なお客様だな」と、あなたに対してより良い印象を抱くことでしょう。
3-1-2. 付近のカフェなどで時間を調整する
電話で入店を断られた場合や、電話するほどでもないけれど15分〜20分ほど早く着いてしまった場合に最もスマートなのが、お店の近くで時間を調整するという方法です。
多くの美容院は駅の近くや商業施設の周辺にあることが多いので、辺りを見渡せばきっと素敵なカフェや本屋、雑貨店などが見つかるはずです。
- 気になるカフェに入って、コーヒーを飲みながら雑誌を読む
- 駅ビルのウィンドウショッピングを楽しむ
- 近くの公園のベンチで少しだけ休憩する
このように、予約時間までの隙間時間を自分だけのために使うことで、美容院でのリラックスタイムがより一層楽しみになる効果もあります。
無理にお店の待合室で待とうとすると、前のお客様や慌ただしく準備をするスタッフに気を遣わせてしまい、お互いにとって気まずい時間になってしまいます。お店の外でゆったりと時間を過ごし、予約時間の5分〜10分前になったら改めてお店に向かうのが、お互いにとって最も心地よい選択なのです。
3-2. 5分でも遅刻しそうな場合
「たった5分くらい、大丈夫だろう」
その油断が、実は最も避けたい事態を引き起こす原因になります。たとえわずかな時間であっても、遅刻は遅刻。遅れることが確定した時点からのあなたの行動が、その後の美容師さんとの信頼関係を大きく左右します。
3-2-1. 遅刻が確定した時点ですぐに電話する
「遅刻することがわかった瞬間に、1秒でも早くサロンに電話を入れる」。
これが、遅刻の際の絶対的なルールであり、最低限のマナーです。
「お店に着く直前に電話すればいいや」「もうすぐだから連絡しなくてもバレないだろう」といった考えは絶対にやめましょう。あなたがお店に向かっている間も、美容師さんはあなたのための準備を万全に整え、今か今かと心待ちにしています。
一本の電話があれば、美容師さんは「〇分遅れるなら、カラーの調合を後にして、先に掃除を済ませよう」といったように、時間を有効活用できます。また、メニューの変更が必要かどうかを検討したり、次のお客様への影響を最小限に抑えるための段取りを考え始めたりと、心の準備をすることもできるのです。
連絡がないまま5分、10分と時間が過ぎると、「何か事故にでも遭ったのではないか」「もしかして予約を忘れているのかな」と、美容師さんを不安な気持ちにさせてしまいます。あなたを心配させないためにも、サロン全体のスケジュールを守るためにも、「すぐ電話」を徹底してください。
3-2-2. 到着予定時刻を具体的に伝える
電話を入れる際に、ただ「すみません、遅れます」とだけ伝えるのは不十分です。美容師さんが知りたいのは、「あと、何分で到着できるのか」という具体的な情報です。
例えば、以下のように具体的に伝えましょう。
- 良い例:「申し訳ありません。乗る予定だった電車が人身事故で止まってしまい、次の電車に乗るため、15分ほど遅れて11時15分頃の到着になりそうです。」
- 悪い例:「すみません、ちょっと電車が遅れてて、少しだけ遅れます。」
具体的な到着時刻がわかれば、美容師さんはプロとして瞬時に状況を判断し、最善の策を考えます。「15分の遅れであれば、最初のカウンセリング時間を少し短縮させていただき、シャンプーはアシスタントに任せれば、なんとかご希望のメニューができそうです」「申し訳ありません、30分の遅れですと、次のご予約の関係で髪質改善トリートメントを省かせていただくか、日を改めていただく必要がございます」
このように、あなたがお店に着く前に、プロとしての的確な判断と提案の準備ができるのです。曖昧な情報ではなく、「何が原因で」「何分遅れて」「何時何分頃に着くのか」を正直に、そして具体的にお伝えすることが、失った時間を取り戻すための最善策となります。
3-2-3. 無断キャンセルは絶対にNG
言うまでもありませんが、連絡を一切入れずに予約時間に行かない「無断キャンセル(ノーショー)」は、社会人として最もやってはいけない行為です。
あなたが予約したその時間は、他の誰かが「予約したかったけれど、埋まっていたから諦めた」時間かもしれません。美容師さんは、あなたのために他のすべてのお客様の予約を断り、大切な時間を確保して待っています。
無断キャンセルは、誰にとってもマイナスしかない行為です。
- 美容師さんの時間と労力を無駄にする
- サロンに金銭的な損害を与える
- 他のお客様の機会を奪う
一度でも無断キャンセルをしてしまうと、「次もまた来ないかもしれない」とお店からの信頼を完全に失い、今後の予約を断られてしまう可能性も十分にあります。
急な体調不良やっぴきならない事情でどうしても行けなくなった場合でも、必ず一本電話を入れてその旨を正直に伝えるのが最低限の礼儀です。誠実な対応をすれば、美容師さんも「お大事にしてください。またのご来店をお待ちしております」と、あなたのことを理解してくれるはずです。
4. 美容院の予約時間に関するよくある質問(Q&A)
ここでは、予約時間にまつわる「こんな時どうすれば?」という疑問に、Q&A形式で詳しくお答えしていきます。多くの人が一度は経験するかもしれないシチュエーションだからこそ、スマートな対応方法を覚えておきましょう。
4-1. Q. 電車遅延などやむを得ない事情で遅刻する場合はどうすればいい?
A. やむを得ない事情であっても、遅刻が確定した瞬間に必ずサロンへ電話連絡をしてください。
人身事故による電車の遅延や、高速道路での予期せぬ渋滞など、自分ではどうしようもない理由で遅刻してしまうことは誰にでも起こり得ます。しかし、「仕方ないことだから」と連絡を怠るのは絶対にNGです。
大切なのは、「遅れるとわかった時点ですぐに」「正直に」「具体的に」状況を伝えることです。
例えば、このように伝えましょう。
「11時に予約している田中です。大変申し訳ありません。今、〇〇線が人身事故で運転を見合わせており、運転再開の目処が立っていません。ルートを変更して向かいますが、おそらく到着が11時20分頃になってしまいそうです。この時間でも、施術は可能でしょうか?」
このように一本連絡を入れるだけで、美容師さんは安心できますし、その後の対応策を冷静に考えることができます。もしかしたら、「20分の遅れですと、カットとカラーは可能ですが、トリートメントは次回にさせていただくかもしれません」といった代替案を準備してくれるかもしれません。
連絡がないまま時間が過ぎてしまうと、美容師さんは「事故にでも遭ったのかな…」とあなたを心配したり、後の予約への影響をどうしようかとヤキモキしたりと、不安な気持ちで待つことになります。やむを得ない事情だからこそ、誠実な連絡を一本入れることが、信頼関係を保つ上で最も重要な行動なのです。
4-2. Q. 遅刻したら追加料金は発生する?
A. 「遅刻料金」として追加料金が発生することは稀ですが、大幅な遅刻は「当日キャンセル扱い」となり、キャンセル料が発生する可能性があります。
多くの美容院では、5分や10分の遅刻に対して、直接的なペナルティ料金を請求することはほとんどありません。しかし、それは「遅刻しても問題ない」という意味では決してありません。
最も注意すべきなのは、15分〜30分以上の大幅な遅刻です。サロンによっては、予約時間を大幅に過ぎた時点で「無断キャンセル」と同じ扱いになり、予約メニューの50%〜100%のキャンセル料を請求されるケースがあります。これは、あなたが予約したことで断ってしまった他のお客様や、あなたのために確保していたスタッフの時間と技術に対する保証金のようなものです。
また、追加料金はなくても、料金は同じでも、実質的なサービス価値が下がってしまうというデメリットは十分に考えられます。
- 施術時間が短くなり、カウンセリングが雑になる
- 希望していたヘッドスパやトリートメントなどのメニューができなくなる
- サービスの質が全体的に低下してしまう
料金体系はサロンのポリシーによって様々ですので、もし大幅に遅刻してしまい、料金について不安な場合は、電話連絡の際に「大変恐縮ですが、キャンセル料などは発生いたしますでしょうか?」と正直に確認してみるのが良いでしょう。何よりも、遅刻はサロンにとって大きな損失につながるということを理解し、時間通りに行く努力をすることが大前提です。
4-3. Q. 当日、追加でメニューをお願いすることは可能?
A. 後の予約状況次第なので、一概には言えません。まずはカウンセリングの際に担当の美容師さんに相談してみるのが確実です。
「せっかくだから、気になっていたヘッドスパもお願いしたいな」「髪のパサつきが気になるから、トリートメントも追加できないかな」と、当日になってメニューを追加したくなることもありますよね。
これが可能かどうかは、ひとえに「その後の予約の空き状況」にかかっています。
- 可能なケース:平日の昼間など比較的空いている時間帯で、あなたの後に予約が入っていない場合や、クイックトリートメントなど10分程度で終わる短いメニューの場合。
- 難しいケース:土日祝日や平日の夕方以降など、予約が立て込んでいる時間帯。あなたの後に別のお客様の予約が詰まっている場合。縮毛矯正やデジタルパーマなど、数時間単位で時間がかかるメニューの追加。
美容師さんは、一人ひとりのお客様に対して最高のサービスを提供できるよう、緻密にスケジュールを組んでいます。そこに予定外のメニューが入ることで、後のすべてのお客様にご迷惑をおかけするわけにはいきません。
もしメニュー追加を希望する場合は、お店に到着してすぐ、カウンセリングの一番最初に相談するのがマナーです。「もし、今日お時間に余裕がありましたら、〇〇を追加でお願いすることは可能でしょうか?」と、あくまで「可能であれば」というスタンスで尋ねてみましょう。
もちろん、遅刻をしてしまった場合は、メニューの追加はほぼ不可能だと考えてください。予約時間通りに到着していることが、メニュー追加を相談できる最低条件です。もし追加したいメニューが決まっているなら、前日までに電話で相談しておくのが最も確実でスマートな方法と言えるでしょう。
5. まとめ:お互いが気持ちよく過ごすために「予約時間の5分前」を心がけよう
ここまで、美容院の予約時間にまつわる様々なケースについて詳しく見てきました。早すぎる到着がなぜ困るのか、そして遅刻がどれほど大きな影響を与えるのか、美容師さん側の本音も交えてご理解いただけたのではないでしょうか。
結論として、美容院を訪れる際は「予約時間の5分前」、これをゴールデンルールとして覚えておきましょう。
それは、このわずかな時間が、あなた自身と美容師さん、そして他のお客様も含めた全員にとって、最もスムーズで心地よい環境を作り出すための「魔法の時間」だからです。美容院は、単に髪を切ったり染めたりする作業場ではありません。お客様にとっては、日常の喧騒から離れてリラックスし、新しい自分に出会うための特別な空間です。そして美容師さんは、その特別な時間を最高のものにするため、お客様一人ひとりに合わせて技術だけでなく、心遣いやおもてなしの準備をしています。
あなたが5分前に到着することで、たくさんのメリットが生まれます。
- コートや荷物を預かり、席にご案内するまでの流れがスムーズになる
- お手洗いを済ませたり、ドリンクを選んだりする余裕が生まれる
- 美容師さんも前の施術を終え、心を整えてあなたを迎える準備ができる
一方で、20分も30分も早い到着は、休憩中の美容師さんを慌てさせたり、前のお客様に「早く終わらないと…」というプレッシャーを与えてしまったりと、かえって迷惑になってしまう可能性があります。また、言うまでもなく遅刻は、あなたの施術内容やサービスの質が低下するだけでなく、サロン全体のスケジュールを狂わせ、他の多くのお客様にまで影響を及ぼす重大なマナー違反です。
もし、どうしても早く着きすぎたり、遅れてしまったりする場合は、「わかった時点ですぐに電話で連絡する」という誠実な行動を忘れないでください。その一本の電話が、美容師さんの不安を取り除き、最善の対応策を考えるための大切な情報になります。
お気に入りのサロンで、信頼する美容師さんに、いつも最高のヘアスタイルを叶えてもらうために。それは高価なトリートメントを追加すること以上に、「時間を守る」という基本的な思いやりから始まります。
次回の美容院デーからは、ぜひこの「5分前行動」を実践して、あなたにとってもサロンにとっても、最高に気持ちの良い一日にしてくださいね。

