マスクは美容院ではどうする?知らないと損する最新マナー

「美容院へ行くとき、マスクはどうすればいいの?」「汚れたり、髪型が崩れたりしないかな?」など、疑問や不安を感じていませんか。

この記事では、美容院でのマスクに関する基本マナーから、施術ごとの対応、マスクが似合う髪型のオーダー術まで、美容師さんの本音を交えながら徹底解説します。

目次

1. 【2025年版】美容院でのマスク、基本の“き”

2025年現在、マスクの着用は個人の判断に委ねられるようになりましたが、「美容院ではどうするのが正解?」と迷う方も多いのではないでしょうか。周りのお客様やスタッフへの配慮、施術への影響など、気になる点はたくさんありますよね。

このセクションでは、美容院でのマスク着用に関する基本的なマナーや疑問点を、美容師さんの本音も交えながら詳しく解説していきます。ちょっとした知識と準備で、お互いが気持ちよく過ごせるようになりますので、ぜひ参考にしてください。

1-1. そもそもマスクはしていった方がいい?美容師さんの本音

結論から言うと、現在でもマスクを着用して来店される方が大多数であり、美容院側も着用を推奨しているケースがほとんどです。

もちろん強制ではありませんが、美容師さんの本音としては「着用していただけると、やはり安心感があります」という声が多いのが実情です。美容院は、お客様と美容師の距離が近くなる空間であり、長時間滞在することになります。他のお客様やスタッフ、そして何よりご自身の安心・安全のために、着用していくのがスマートな選択と言えるでしょう。

「でも、マスクをしていると施術の邪魔になるんじゃ…」と心配されるかもしれません。確かに、カットの際にハサミが紐に引っかかったり、カラー剤で汚れてしまったりと、施術に多少の影響が出ることはあります。

しかし、美容師はマスク着用での施術に慣れているプロフェッショナルです。お客様にマスクを着用したままでも、最高のヘアスタイルを提供できるよう、様々な工夫を凝らして対応していますので、どうぞご安心ください。

何よりも大切なのは、お客様がリラックスして施術を受けられることです。マスク着用の有無で悩むくらいなら、着用して安心して過ごすことをおすすめします。

1-2. 施術ごとの対応まとめ(カット・カラー・パーマ・シャンプー)

施術内容によって、マスクの扱いや注意点は少しずつ異なります。ここでは代表的な施術ごとに、どのような対応が行われるのかを具体的に見ていきましょう。事前に知っておくことで、当日もスムーズに行動できます。

  • カット
    もみあげや耳周りの髪を切る際、マスクの紐がどうしても邪魔になってしまいます。
    そのため、美容師さんから「少し紐を指で押さえていただけますか?」とお願いされたり、紐をクロスさせて耳の後ろでテープで留めたり、一時的に紐を外してもらったりすることがあります。美容師さんが安全にカットを進めるための工夫ですので、ぜひ協力してあげてくださいね。
  • カラー・パーマ
    カラー剤やパーマ液は、ほぼ100%の確率でマスクの紐やフチに付着します。
    お気に入りの布マスクやウレタンマスクだと、シミになって落ちない可能性が非常に高いため、この時ばかりは汚れてもいい使い捨ての不織布マスクを着用するのが鉄則です。美容院によっては、汚れないようにラップやテープでカバーしてくれることもありますが、万全を期すためにも使い捨てマスクを選びましょう。
  • シャンプー
    シャンプー時も、耳周りを洗う際にお湯でマスクの紐が濡れてしまいます。濡れたマスクをつけ続けるのは不快ですよね。
    多くの美容院では、シャンプー台で顔の上にフェイスガーゼを乗せてくれるため、飛沫を気にせず一時的にマスクを外すことが可能です。美容師さんから「マスクを外されますか?」と声をかけてもらえることが多いので、濡れるのが気になる方は遠慮なく外しましょう。

1-3. 替えのマスクはいる?汚れたり濡れたりした時の対処法

替えのマスクは、美容院へ行く際の必須アイテムと言っても過言ではありません。「自分はカットだけだから大丈夫」と思っていても、思わぬトラブルは起こるものです。

なぜ替えのマスクが必要なのか、具体的な理由を3つご紹介します。

  1. 薬剤で汚れるから
    前述の通り、カラーやパーマの施術では薬剤がマスクに付着します。たとえ美容師さんが細心の注意を払ってくれても、完全に防ぐのは困難です。汚れたマスクのまま帰るのは衛生的にも見た目的にも避けたいですよね。
  2. シャンプーで濡れるから
    シャンプーで紐が濡れてしまうと、冷たくて不快なだけでなく、雑菌が繁殖する原因にもなりかねません。せっかく髪が綺麗になってリフレッシュしたのに、最後に不快な思いをするのはもったいないです。
  3. カットした髪の毛が付着するから
    意外と見落としがちなのが、カットした細かい髪の毛です。マスクの内側や外側に付着し、肌がチクチクしたり、かゆみの原因になったりします。新しいマスクに付け替えれば、そんな不快感ともさよならできます。

美容院によっては、サービスで替えのマスクを1枚提供してくれることもありますが、必ずあるとは限りません。バッグに予備のマスクを1〜2枚忍ばせておくだけで、施術後も気持ちよく過ごせます。これは、大人のスマートなマナーと言えるでしょう。

1-4. おすすめのマスクは?ヒモなし・テープ型マスクのメリット・デメリット

美容院にどのマスクをしていくか迷ったら、最もおすすめなのは「使い捨ての不織布マスク」です。汚れたり濡れたりしても気兼ねなく交換でき、価格も手頃で手に入りやすいのが最大の魅力です。反対に、お気に入りの布マスクやポリウレタン製のマスクは、薬剤の汚れが落ちにくいため避けた方が無難です。

そして近年、美容院での快適性を追求するアイテムとして注目されているのが「ヒモなし・テープ型マスク」です。顔に直接テープで貼り付けるタイプのマスクで、次のようなメリット・デメリットがあります。

【メリット】

  • 耳に紐がかからないため、もみあげや耳周りのカット、ツーブロック、刈り上げなどの施術が非常にスムーズになる。
  • 「イヤリングカラー」など、耳周りのデザインカラーをオーダーする際に邪魔にならない。
  • 長時間の施術でも耳が痛くならない。
  • 紐が汚れたり濡れたりする心配が一切ない。

【デメリット】

  • 製品によっては粘着力が弱く、会話や表情の動きで剥がれやすいことがある。
  • 肌が弱い人は、粘着テープでかぶれたり、肌荒れを起こしたりするリスクがある。
  • 一般的なマスクに比べて価格が割高。
  • 美容院側で用意しているケースはまだ少ないため、自分で購入して持参する必要がある。

全ての人におすすめできるわけではありませんが、特に耳周りをすっきりさせるヘアスタイルを希望する方や、イヤリングカラーを楽しみたい方にとっては、試してみる価値のある便利なアイテムです。

2. マスク着用でも失敗しない!オーダーのポイント

マスクが日常に溶け込んだ今、ヘアスタイルをオーダーする際にも少し工夫が必要になりました。「マスクをすると、なんだか思ったのと違う…」そんな経験をしないために、カウンセリングからオーダー術まで、マスク時代ならではのポイントを徹底解説します。

顔の半分が隠れるからこそ、ヘアスタイルが与える印象は想像以上に大きいものです。ちょっとしたコツを押さえるだけで、マスクをしていても最高に似合うスタイルが手に入りますよ。

2-1. 「マスクをした状態」でカウンセリングしてもらう重要性

美容院でのカウンセリングは、理想のヘアスタイルを叶えるための最も重要な時間です。そして2025年現在、絶対に外せないポイントが「マスクを着用したままカウンセリングを始める」ということです。

なぜなら、マスクをしている時としていない時では、顔の印象やヘアスタイルの見え方が大きく異なるからです。普段の生活の多くをマスク着用で過ごすのであれば、その状態での「似合う」を美容師さんと共有することが、仕上がりの満足度を格段にアップさせます。

美容師さんは、お客様の骨格や顔のパーツのバランス、全体の雰囲気を見てヘアスタイルを提案するプロフェッショナルです。しかし、マスクで顔の下半分が隠れていると、正確な輪郭や口元の位置、顎のラインなどを把握するのが難しくなります。

「いつも通りで」とオーダーした結果、マスクをしてみたら「なんだか顔が大きく見える…」「前髪とのバランスが悪い…」といったすれ違いが起こりかねません。まずはマスクをした状態で「こんな風に見せたい」「ここが気になる」という点を伝えましょう。

その後、必要に応じて美容師さんから「一度マスクを外して全体のバランスを見てもよろしいですか?」と確認があるはずです。この一手間が、美容師さんとのイメージ共有をスムーズにし、「こんなはずじゃなかった」という失敗を防ぐための鍵となるのです。

2-2. 顔型・髪質で解説!マスクが似合うヘアスタイルオーダー術

マスク着用が前提の今、ヘアスタイルは「顔周りのデザイン」が特に重要になります。ここでは、代表的な顔型やお悩みに合わせた、マスク姿がもっと素敵になるオーダー術をご紹介します。

  • 丸顔さん・顔の横幅が気になる方
    マスクをすると顔の縦のラインが分断され、丸顔が強調されてしまうことがあります。
    そこでおすすめなのが、顔周りにレイヤーを入れて縦のラインを意識させるスタイルです。頬骨あたりから自然に流れるような後れ毛を作ることで、顔の面積をナチュラルにカバーし、スッキリとした印象を与えられます。
    前髪は、おでこが透けて見える「シースルーバング」や、センターパートにして縦の抜け感を作るのも効果的です。サイドの髪は耳にかけず、ふんわりと下ろすのがポイントです。
  • 面長さん・顔の縦の長さが気になる方
    面長さんがマスクをすると、顔の露出している部分がより縦に長く見えてしまうことがあります。
    この場合は、サイドにボリュームや動きを出して、ひし形シルエットを作るのがおすすめです。ゆるめのウェーブやパーマをかけたり、耳横にボリュームが出るようにカットしてもらったりすると、バランスが整いやすくなります。
    前髪は、少し幅を広めにとった「ワイドバング」や、厚めの前髪で顔の縦の面積をカバーするのも良いでしょう。コンパクトなショートボブなども、視線を上に集める効果があり好相性です。
  • 髪の量が多い・広がりやすい方
    髪のボリュームがある方は、マスクと合わさることで重たい印象に見えてしまうことも。
    耳周りや襟足をスッキリさせたコンパクトなショートヘアや、まとまりやすいミニボブなどがおすすめです。特に、耳周りをスッキリさせるとマスクの紐がもたつかず、清潔感のあるシャープな印象になります。スタイリングでオイルなどを使って、ツヤとまとまりを出すことも忘れないようにしましょう。

自分の顔型や髪質に合わせたオーダーをすることで、マスク生活がもっと快適で楽しくなりますよ。

2-3. 湿気に負けない「シースルーバング」で垢抜けるコツ

マスク着用時の最大の悩みのひとつが「呼気による湿気で前髪が崩れる」問題です。特に湿度の高い日や、一日中マスクをつけていると、せっかくセットした前髪がうねったり、ぺたんこになったりしてしまいますよね。

そんな悩みを解決し、一気に垢抜けた印象にしてくれるのが「シースルーバング」です。シースルーバングとは、その名の通りおでこが透けて見えるくらい薄めに作った前髪のこと。このスタイルがマスクと相性抜群なのには、明確な理由があります。

  1. 湿気の影響を受けにくい
    前髪の量が少ないため、湿気を含んでも重さでぺったりと潰れにくいのが特徴です。万が一崩れても、指でサッと整えるだけで束感が復活しやすく、スタイリングの直しが非常に簡単です。
  2. 表情が明るく見える
    マスクで顔の多くが隠れている状態で、さらに重たい前髪を作ってしまうと、顔全体が暗く、重たい印象に見えてしまいます。シースルーバングでおでこに抜け感を作ることで、目元が強調され、表情が明るく見違えるのです。

シースルーバングで上手に垢抜けるコツは、スタイリングにあります。セットする際は、少量のスタイリングオイルやバームを指先によく馴染ませ、毛先をなでるようにして束感を作ってあげましょう。つけすぎてしまうとベタついて見えるので、「少し足りないかな?」くらいの量から始めるのが成功の秘訣です。

このひと手間で、湿気に負けない理想の前髪を一日中キープできます。

2-4. マスク映えを狙う「イヤリングカラー」色の組み合わせと見せ方

マスクで顔色がくすんで見えたり、メイクの楽しみが半減してしまったり…そんな時は、ヘアカラーで華やかさをプラスするのがおすすめです。特に今、マスクとの相性の良さで絶大な人気を誇るのが「イヤリングカラー」です。

イヤリングカラーとは、耳周りの髪だけを部分的に染めるデザインカラーのこと。まるでイヤリングやピアスをつけているかのように、顔周りをパッと明るく見せてくれる効果があります。

【イヤリングカラーがマスク映えする理由】

  • アクセサリー効果
    髪を耳にかけた時や、風で髪がなびいた時にチラリと見える色が、最高のアクセントになります。マスクで顔周りが寂しくなりがちな今、アクセサリーいらずの華やかさを演出してくれます。
  • 顔色を明るく見せる効果
    耳周りに明るい色や暖色系の色を入れることで、レフ板効果のように顔色をトーンアップして見せることができます。例えば、肌の透明感を引き出すならミルクティーベージュやラベンダーアッシュ、血色感をプラスするならピンクやオレンジ系がおすすめです。
  • 挑戦しやすい
    髪全体を染めるわけではないので、派手な色にも挑戦しやすいのが魅力です。普段は髪を下ろしていれば隠すこともできるため、お仕事の都合で制限がある方でも楽しめます。

色の組み合わせとしては、ベースの髪色が暗めの場合は、ベージュ系やシルバー系でコントラストを楽しむのが定番人気です。周りと差をつけたいなら、チェリーレッドやターコイズブルーといったビビッドな色を少量入れるのも非常におしゃれです。

見せ方のポイントは、やはり「耳かけ」。スタイリングの最後に、シアバターなどの少しセット力のあるスタイリング剤を揉み込んでから髪を耳にかけると、作ったスタイルが崩れにくく、イヤリングカラーを効果的に見せることができます。

3. 施術中も快適に!マスク着用時の美容院での裏ワザ

美容院での時間は、本来ならリラックスして自分を磨くための特別なひとときです。しかし、「マスクの紐で耳が痛い…」「カラー剤でマスクが汚れそう…」といった小さなストレスが、その楽しみを半減させてしまうこともありますよね。

ここでは、そんなマスク着用時の不快感を解消し、施術中も心から快適に過ごすための、知っていると得する裏ワザを3つご紹介します。ちょっとした準備や工夫で、美容院での体験が格段に向上しますよ。

3-1. 耳が痛くならない「マスクの紐」の付け方と便利グッズ

カットやカラーなど、数時間にわたる施術中、ずっとマスクをつけていると耳の後ろがじんじんと痛くなってくる…。これは多くの方が経験する悩みではないでしょうか。特に、シャンプー台で仰向けになったり、長時間同じ体勢でいたりすると、紐の圧迫が集中しやすくなります。

まず、美容師さんにお願いできる対策があります。多くの美容師さんはマスク着用での施術に慣れており、お客様が快適に過ごせるよう工夫をしてくれます。
例えば、もみあげや襟足のカットの際には、紐をクロスさせてテープで頬に固定したり、一時的に紐を外して指で押さえてくれたりといった対応が一般的です。もし痛みを感じ始めたら、我慢せずに「少し耳が痛いのですが…」と遠慮なく相談してみましょう。きっと最適な方法を提案してくれます。

また、自分自身でできる事前準備も非常に効果的です。

  • 平ゴムタイプのマスクを選ぶ
    細い丸ゴムのマスクは圧力が一点に集中しやすく、痛みの原因になります。できるだけ幅が5mm以上あるような、きしめん状の柔らかい平ゴムタイプのマスクを選んで行くだけでも、負担は大きく軽減されます。
  • 便利グッズを活用する
    最近では、耳の負担を軽減するための便利グッズが100円ショップやドラッグストアで手軽に手に入ります。後頭部でマスクの紐を連結させる「マスクバンド」や「マスクフック」を使えば、耳に紐が全くかからないため、痛みはゼロになります。シリコン製のイヤーフックを紐に取り付けて、耳への当たりを柔らかくするのも良い方法です。

これらの対策を組み合わせることで、長時間の施術でも耳の痛みを気にすることなく、リラックスして過ごせるようになります。

3-2. カラー剤や髪の毛の付着を防ぐ「マスクカバー」活用術

美容院でカラーリングやカットをお願いした際、どれだけ美容師さんが細心の注意を払ってくれても、マスクにカラー剤が飛んでしまったり、カットした細かな髪の毛がびっしりと付着してしまったりするのは、残念ながらよくあることです。

特に、白や淡い色のマスクをしていると、ほんの少しの薬剤の付着でもシミのように目立ってしまい、施術後に鏡を見てがっかりした経験がある方も多いのではないでしょうか。

もちろん、汚れてもいい使い捨ての替えのマスクを持参するのが最も確実な対策ですが、「お気に入りのファッションマスクを汚したくない」「うっかり替えのマスクを忘れてしまった」という時に、絶大な効果を発揮するのが「マスクカバー」という秘密兵器です。

マスクカバーとは、お手持ちのマスクの上から重ねて装着することで、汚れや濡れから本体を守ってくれるアイテムを指します。最近では、ダイソーやセリアといった100円ショップや、マツモトキヨシなどのドラッグストア、Amazonや楽天市場といったオンラインストアなどで、30枚入り数百円程度の使い捨て不織布タイプが手軽に購入できます。

このマスクカバーを活用するメリットは、主に以下の3つです。

  • お気に入りのマスクを汚さずに済む
    布製やウレタン製など、洗って繰り返し使えるお気に入りのマスクを、カラー剤やパーマ液のシミから完全にガードできます。
  • 衛生的で後処理が楽
    施術が終わったら、薬剤や髪の毛で汚れたカバーをサッと外して捨てるだけです。マスク本体は綺麗なままなので、帰り道も気持ちよく過ごせます。
  • 髪の毛の侵入を物理的にブロック
    カットした無数の髪の毛がマスクの内側に入り込むのを防ぎ、顔がかゆくなる不快感を大幅に軽減してくれます。

もし専用のマスクカバーが手元にない場合でも、応急処置としてティッシュペーパーやガーゼを一枚、マスクと顔の間に挟むだけでも十分な効果があります。

「今日は絶対にマスクを汚したくない!」という日は、ぜひこのマスクカバー活用術を試してみてください。汚れを気に病むことなく、心からリラックスして施術に集中できるはずですよ。

3-3. メガネの曇りも解消!待ち時間にできる簡単セルフケア

メガネをかけている方にとって、マスク着用時の「レンズの曇り」は深刻な問題です。特に、カラーやパーマの薬剤を浸透させる待ち時間、雑誌を読もうにも視界が真っ白では、せっかくのリラックスタイムが台無しになってしまいます。

そんな「メガネ曇り問題」を、美容院の席でサッと解決できる簡単なセルフケアをご紹介します。

【その場でできる即効対策】

  1. ティッシュを挟む
    最も手軽で効果的なのがこの方法です。ティッシュペーパーを1枚、4つ折りから8つ折りにし、細長い状態にします。それを鼻筋に沿うようにマスクの内側に入れ込むだけ。ティッシュがフィルターの役割を果たし、温かい呼気が上に漏れ出るのを吸収・ブロックしてくれるため、驚くほど曇りが解消されます。ほとんどの美容院では、座席にティッシュが常備されているので、すぐに試せますよ。
  2. マスクの上辺を内側に折る
    ティッシュがない場合は、マスクの上辺(ワイヤーが入っている部分)を1cmほど内側に折り込んでみてください。これだけでも、呼気の上昇をある程度防ぐ壁となり、曇りを軽減する効果が期待できます。

【美容院に行く前の事前準備】

より万全を期すなら、家を出る前の一手間が有効です。ドラッグストアなどで販売されている「メガネの曇り止めクロス」や「曇り止めスプレー」を使用しておきましょう。朝、レンズをクロスで拭いたり、スプレーを吹きかけたりしておくだけで、コーティング効果により一日中クリアな視界が持続します。

これらの簡単なケアを知っておくだけで、待ち時間もストレスなく、快適に雑誌を読んだりスマートフォンを操作したりして過ごすことができます。

4. 美容院帰りの「マスクで髪型が崩れる問題」を解決

美容院で完璧にセットしてもらった、お気に入りのヘアスタイル。しかし、サロンを出てマスクを着けた瞬間、もみあげに変な跡がついたり、前髪のふんわり感がなくなったり…。そんな「美容院帰りのがっかり」を経験したことがある方は少なくないはずです。

髪型が崩れる主な原因は、マスクのゴムによる物理的な圧迫と、マスク内にこもる呼気の湿気です。でも、大丈夫。これからご紹介するちょっとしたコツを実践するだけで、サロン帰りの美しいスタイルを自宅までキープすることができますよ。

4-1. ゴムの跡がつかない!マスクの正しい付け方・外し方

せっかく綺麗に流れるように作ってもらった顔周りの髪の毛に、マスクのゴム跡がくっきり…。この悲劇を防ぐための第一歩は、マスクの「付け方」そのものにあります。

美容院を出たら、焦ってマスクを着けるのではなく、一度立ち止まって鏡やスマートフォンのカメラで確認しながら、以下の手順で装着してみてください。

  1. 髪を優しくよける
    マスクを着ける前に、もみあげやサイドの髪を手で一度、耳の後ろへそっと流します。特に、繊細なカールや外ハネが施されている部分は、潰さないように注意しましょう。
  2. 片方ずつ、ゆっくりとゴムをかける
    髪を巻き込まないように細心の注意を払いながら、片方の耳にゆっくりとゴムをかけます。指で髪をガードしながらゴムを通すようなイメージで行うと、失敗が少なくなります。もう片方も同様に、丁寧にかけていきましょう。
  3. 仕上げに髪をかぶせる
    両耳にゴムをかけたら、最後に鏡を見ながら、よけておいた髪をゴムの上からふんわりとかぶせます。このひと手間で、ゴムが直接髪を押さえつけるのを防ぎ、跡がつくのを劇的に軽減できます。

外す時も同様に、髪が絡まないようにゆっくりと外すのが鉄則です。たったこれだけの丁寧な動作が、サロンクオリティのヘアスタイルを守るための重要な儀式になります。

4-2. 帰宅後までカールを持続させるスタイリング剤の使い方

マスクから漏れる蒸気は、カールの持続性を奪う大敵です。特に湿気の多い日や、長距離を移動する際は、事前のスタイリング剤による「防御」が効果を発揮します。

美容師さんに仕上げてもらう際に、「この後マスクをするので、少しキープ力のあるスタイリング剤を使ってもらえますか?」とリクエストしてみるのも良い方法です。プロは、ガチガチに固めずにふんわり感を残しつつ、スタイルをキープする絶妙なテクニックを知っています。

もし自分でスプレーを追加するなら、以下のポイントを意識してください。

  • キープスプレーを正しく使う
    髪全体を固めるハードスプレーではなく、軽やかな質感を保ちながら形状を記憶してくれるような、ソフトタイプのキープスプレーがおすすめです。髪から必ず20cm以上離し、髪の内側と外側の両方から、全体にふんわりとベールをかけるようにスプレーしましょう。この「距離」が、パリパリにならずに自然な仕上がりを保つ秘訣です。
  • 前髪はポイント使いで
    最も湿気の影響を受けやすい前髪には、直接スプレーするのは避けましょう。指先に少量のスプレーを吹き付け、その指で前髪の毛束をつまむようにして整えると、自然な毛流れをキープしつつ崩れを防げます。

適切なスタイリング剤を味方につけて、湿気に負けない鉄壁のディフェンスを築きましょう。

4-3. 自宅で簡単!崩れた髪型のふんわり復活テクニック(前髪・サイド)

どんなに気をつけていても、家に帰る頃には少し髪型が崩れてしまった…。そんな時でも、諦める必要はありません。簡単なアイテムで、美容院帰りのあの感動をもう一度取り戻すことができます。

【前髪のふんわり感を復活させるなら「マジックカーラー」】
ぺたんこになってしまった前髪には、マジックカーラーが救世主です。

  1. うねりや割れグセがついた前髪の根元を、水スプレーや寝癖直しウォーターで軽く湿らせます。
  2. 直径3cm〜4cm程度の少し太めのマジックカーラーで、前髪を根元から持ち上げるようにしてしっかりと巻きます。
  3. ドライヤーの温風を根元中心に5秒ほど当て、その後、冷風を5秒当てて熱を冷まし、カールを固定します。
  4. カーラーをそっと外し、指やコームで軽く整えれば、根元からふんわりと立ち上がった前髪が復活します。

【サイドの跡やうねりには「ヘアアイロン」】
マスクのゴムで跡がついてしまったもみあげや、顔周りの髪にはヘアアイロンが即効性ありです。

  • 140℃〜160℃程度の中温に設定したストレートアイロンやコテを用意します。
  • 跡がついてしまった部分を優しく挟み、美容師さんが作ってくれた毛流れを思い出しながら、スッと熱を通します。
  • 毛先を軽く外ハネにしたり、内側にカールさせたりと、仕上がりのスタイルに合わせて数秒で修正が可能です。
  • もしアイロンがない場合は、跡がついた部分を少し濡らし、指で毛束を引っ張りながらドライヤーの熱を当てても、ある程度修正することができます。

これらの復活テクニックを知っておけば、「どうせ崩れるから…」と諦めることなく、心から美容院帰りの一日を楽しむことができますよ。

5. マスクと美容院にまつわるQ&A

マスクをしながら美容院へ行くことが当たり前になった今でも、細かい疑問や不安は尽きないものです。ここでは、多くの方が気になるであろう質問に、Q&A形式で詳しくお答えしていきます。ちょっとした疑問を解消しておくだけで、当日はもっとリラックスして施術を受けられますよ。

5-1. Q. 施術中に飲み物や雑誌のサービスは受けられる?

A. サロンの方針によりますが、多くの場所でサービスは再開されています。

感染症対策が強化されていた時期には、飲み物や雑誌の提供を一時的に休止するサロンがほとんどでした。しかし、2025年現在では、多くのサロンでこれらのサービスが再開される傾向にあります。
ただし、これは全店共通というわけではなく、サロンの規模や方針によって対応は様々です。確実に知りたい場合は、予約の際に電話で問い合わせるか、公式サイトの「お客様へのお願い」といったページを確認しておくのが最も確実な方法です。

雑誌に関しても、お客様ごとに入れ替える手間や衛生面を考慮し、紙の雑誌ではなくタブレット端末を貸し出す形式に切り替えているサロンが非常に増えています。もし飲み物のサービスが受けられる場合、マスクを外すタイミングは美容師さんから「どうぞ」と声をかけられてからにしましょう。施術の妨げにならないよう、カラー剤の塗布中やカットの途中などを避けて、適切なタイミングを案内してくれるはずです。

5-2. Q. 美容師さんとコミュニケーションが取りづらい時はどうすればいい?

A. 「なりたいイメージの画像」を見せるのが最も効果的です。

マスクをしていると、どうしても声がこもってしまい、普段より声が聞き取りにくくなることがあります。また、口元の動きが見えないため、表情からニュアンスを汲み取るのも難しくなりますよね。

そんな時に絶大な効果を発揮するのが、スマートフォンの画面で見せるヘアカタログや有名人の写真です。「こんな雰囲気のショートに」「この写真のような前髪の透け感が欲しい」といったように、視覚情報で共有することで、言葉の壁を一気に乗り越えることができます。

ポイントは、1枚だけでなく、好みのスタイルを2〜3枚、できれば違う角度から写したものを用意しておくことです。そうすることで、美容師さんはあなたの「好き」の共通項をより正確に理解し、髪質や骨格に合わせた最適な提案をしてくれます。

もちろん、美容師さんもマスク越しのカウンセリングには慣れていますので、あまり心配しすぎる必要はありません。少しだけハキハキと話すことを意識しつつ、ビジュアルを最大限に活用して、理想のスタイルを的確に伝えてみてください。

5-3. Q. 肌が弱いのですが、マスクによる肌荒れが心配です

A. 事前の保湿ケアと、肌に優しいマスク選びで対策しましょう。

カットやカラー、パーマなど、美容院での施術は2時間以上かかることも珍しくありません。長時間マスクを着けっぱなしにすることで起こる、摩擦や蒸れによる肌荒れは、敏感肌の方にとって大きな悩みの一つです。この問題を軽減するためには、以下の対策が有効です。

  • 行く前の「保湿」を念入りに
    美容院に行く日の朝は、いつも以上にしっかりと保湿ケアを行い、肌のバリア機能を高めておきましょう。摩擦が起きやすい頬骨や顎、耳の後ろなどに、刺激の少ないワセリンや保護クリームを薄く塗っておくのも効果的です。
  • 肌への負担が少ないマスクを選ぶ
    不織布マスクのゴワゴワ感が気になる方は、内側にシルクやコットンのインナーシートを挟むだけでも、肌触りが格段に優しくなります。また、耳のゴムによる擦れや痛みが気になる場合は、医療用のシリコンテープで頬に直接貼り付ける「ヒモなしマスク」を試してみる価値は十分にあります。これなら耳周りのトラブルを完全に回避できますし、もみあげにゴム跡がつく心配もありません。

もし施術中にどうしてもかゆみや痛みを感じた場合は、我慢せずに美容師さんに一声かけてください。一時的にマスクをずらすなどの対応を相談できるかもしれません。

6. まとめ:事前準備と少しの工夫でマスクをしていても美容院は楽しめる

今回は、マスクを着用して美容院へ行く際の様々な疑問や、施術を快適に受けるための具体的な対策について、詳しく解説してきました。

感染症対策が日常の一部となった2025年現在、美容院でのマスク着用は、ご自身や周りの方への配慮として、あるいはサロンのルールとして求められる場面が依然として少なくありません。しかし、美容院での時間を「マスクがあるから憂鬱…」と感じる必要はもうありません。

この記事でご紹介したいくつかのポイントを押さえておくだけで、マスクが原因で起こりがちなストレスや、「こんなはずじゃなかった…」というオーダーの失敗をぐっと減らすことができます。そして、心からリラックスして、理想のヘアスタイルを手に入れる最高のリフレッシュ時間へと変えることができるのです。

最後に、あなたの美容院での体験を最高のものにするための大切なポイントを、もう一度おさらいしましょう。

  • 替えのマスクは「お守り」ではなく「必須アイテム」と心得る
    カラー剤の付着やシャンプー時の水濡れ、カットした細かな髪の毛の侵入は、どれだけ美容師さんが注意を払ってくれても、残念ながら完全に避けることは難しいのが現実です。
    特に、布やウレタン製のファッションマスクは一度カラー剤やパーマ液が付着するとシミになりやすく、衛生面でも不安が残ってしまいます。
    そのため、汚れが染み込みにくく、万が一の時にも気兼ねなく交換できる「不織布の使い捨てマスク」を最低1枚、予備としてバッグに入れておくのが、美容院での新しい常識であり、スマートな大人のマナーと言えるでしょう。
  • 「ヒモなしマスク」という快適な選択肢を知っておく
    もみあげや襟足のカラーリング、ショートヘアやツーブロックなど耳周りの繊細なカットの際に、マスクのゴム紐はどうしても施術の妨げになってしまいます。
    そんな時、医療用テープなどで頬に直接貼り付ける「ヒモなしマスク(貼るマスク)」は、美容師さんにとってもお客様にとっても非常に便利な救世主です。
    特に、縮毛矯正や複雑なハイライト・バレイヤージュなど、3時間以上かかるような長時間の施術が予想される日には、その快適さをより実感できるはずです。最近ではドラッグストアや300円ショップ、オンラインストアなどで手軽に購入できますので、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
  • カウンセリングの精度は「画像」で劇的にアップさせる
    マスクで顔の半分以上が隠れている状態では、言葉だけでニュアンスを正確に伝えるのは至難の業です。
    このズレを防ぐ最も効果的な方法が、理想のヘアスタイル写真やヘアカタログの画像を、正面・サイド・バックなど角度の違うものを含めて2〜3枚用意しておくことです。
    さらに、「マスクをすることが多いので、マスクをした状態でも似合うようにしたいんです」と一言添えるだけで、プロの美容師さんは、顔周りの髪の動きや前髪の作り方、イヤリングカラーの見せ方など、あなたの魅力を最大限に引き出すための最適な提案をしてくれるはずです。

美容師さんたちは、マスクを着用したお客様の施術に日々向き合っている、いわば「その道のプロフェッショナル」です。

こちらが少しだけ準備をして、気になることや不安なことがあれば「紐が苦しいのですが…」「薬剤がつきそうで心配です」など、遠慮なく相談してみてください。そうすることで、コミュニケーションはよりスムーズになり、信頼関係も深まります。

事前準備とちょっとした工夫を味方につけて、次回の美容院では、これまで以上に快適で心から満足のいく時間を過ごしてくださいね。