床屋の休みが日曜日でも大丈夫|営業している床屋の探し方ガイド

「今日、髪を切りたい!」と思い立った日曜日、「どうせ床屋は休みだろう」と諦めていませんか?実は「床屋は日曜休み」というのは、もしかしたら思い込みかもしれません。多くの床屋の定休日は月曜日や火曜日に集中しており、その背景には戦後の歴史や業界ならではの理由があります。

この記事では、床屋の定休日の謎から、日曜日でも営業しているお店の具体的な探し方、お店選びで失敗しないためのチェックポイントまでを分かりやすく解説します。

目次

1. 床屋の定休日はいつ?多くの人が勘違いしている基本の知識

「よし、今日髪を切りに行こう」。
そう思い立った日が日曜日だった時、「床屋は休みだろうな」と諦めてしまった経験はありませんか。
実はこれ、多くの人が抱いている大きな誤解かもしれません。
世間一般のサービス業とは少し異なる、理容業界ならではの休日の常識について、まずは基本から解説していきます。

1-1. 「床屋は日曜休み」は思い込み?実は「月曜日・火曜日」が多数派

結論から言うと、ほとんどの床屋は日曜日に営業しています
なぜなら、お客様が最も来店しやすい土日・祝日に合わせて営業するのが一般的だからです。
学生から社会人まで、多くの人が休日を迎える週末は、床屋にとって最も忙しい「かき入れ時」と言えます。
では、いつ休んでいるのでしょうか。
その答えは、「月曜日」または「第2・第3月曜日と翌火曜日の連休」というケースが圧倒的に多数を占めています。
昔ながらの個人経営の理容室であれば、ほぼこのパターンに当てはまると言っても過言ではありません。
「日曜休み」というイメージは、おそらく市役所や銀行など、他の多くの施設が土日休みであることからくる先入観でしょう。
しかし、お客様の利便性を第一に考える床屋は、むしろ週末にこそ扉を開けているのです。
「日曜だから無理」と決めつけず、まずは営業している可能性を考えてみましょう。

1-2. なぜ月曜・火曜休みが多い?地域による定休日の違い(関東と関西など)

月曜日や火曜日に休みが集中しているのには、歴史的な背景や業界の組合ルールが関係していますが、実は興味深い「地域差」も存在します。
お住まいの地域によって、定休日の傾向が異なるのです。

  • 関東地方(東京、神奈川など):火曜日定休が多い
  • 関西地方(大阪、京都など):月曜日定休が多い

このような違いが生まれた一因は、戦後の電力事情にまで遡ると言われています。
また、地域の理容組合が定めたルールが今も慣習として根付いていることも大きな理由です。
さらに、週末に働き詰めた理容師さんがしっかりと休息をとるため、あるいは技術研修会などに参加するために、「月曜日と火曜日を連休にする」というお店も非常に多く見られます。
例えば、「毎週月曜日と、第2・第3火曜日は連休」といった独自の休日カレンダーを設けている個人店も少なくありません。
この地域性と独自のルールが組み合わさることで、一見すると複雑な休日のパターンが生まれているのです。

1-3. 「行きたい時に限って休み」と感じる理由と週末の混雑状況

「平日にふと時間ができたから、今日こそ髪を切りたい」と思った日が、運悪く月曜日や火曜日でがっかりした、という経験はありませんか。
これが「行きたい時に限って休み」と感じる大きな理由です。
私たちの生活サイクルが土日休み中心であるのに対し、床屋の定休日は平日の週明けに集中しているため、この「サイクルのズレ」によってすれ違いが起きてしまうのです。
一方で、週末に目を向けてみると別の問題が見えてきます。
土日や祝日は営業しているお店がほとんどですが、考えることは皆同じ。
特に土曜日の午前中などは予約が殺到し、予約なしで訪れると1時間以上の待ち時間が発生することも珍しくありません。
やっとの思いで訪れたのに、混雑していて諦めざるを得なかった、というのもよくある話です。
このように、平日は「定休日」に阻まれ、週末は「混雑」に阻まれる可能性があるため、「行きたい時に行けない」という感覚に陥りやすいのです。
この問題を解決するためには、事前の情報収集と計画性が何よりも重要になってきます。

2. なぜ床屋の休みは月・火に集中?戦後の歴史と業界のルール

「なぜ、どこの床屋さんも月曜日や火曜日に休むんだろう?」。
一度はそんな疑問を抱いたことがあるのではないでしょうか。
日曜日にお店が開いているのは嬉しいけれど、この独特の休日の習慣には、実は日本の歴史と深く関わる、理容業界ならではの理由が隠されています。
ここでは、その謎を解き明かす3つの背景と、美容室との違いについて詳しく解説します。

2-1. 原点は戦後の「休電日」制度。電気を使うパーマが背景に

話は、第二次世界大戦が終わって間もない、戦後の日本にまで遡ります。
当時の日本は深刻な電力不足に陥っており、安定した電力供給が困難でした。
そこで政府は、地域ごとに電気の供給をストップする「休電日」という制度を導入したのです。
理容業界では、特に女性向けの「パーマ」が人気でしたが、このパーマをかけるためには熱を発する専用の機械を使う必要があり、これが非常に多くの電力を消費しました。
そのため、電気が使えない休電日には営業が難しく、必然的にその日をお休みにせざるを得なかったのです。
そして、この休電日が、関東地方では火曜日、関西地方では月曜日に設定されることが多かったと言われています。
この戦後の名残が、70年以上経った現在でも慣習として根強く残り、「関東は火曜休み」「関西は月曜休み」という地域差を生み出す大きな要因となったのです。
今では考えられないような理由ですが、私たちの生活に欠かせない「電気」が、床屋の定休日を決めるほどの重要な社会インフラだった時代の物語が、ここには隠されています。

2-2. 理容組合の存在と、過当競争を防ぎ技術研修を行うための休日統一

歴史的な背景だけでなく、業界の「組合」の存在も定休日を理解する上で欠かせない要素です。
全国の理容店は「理容生活衛生同業組合」という組合に所属していることが多く、この組合が地域の理容店の足並みを揃える役割を担ってきました。
組合が休日を統一した主な目的は、大きく分けて2つあります。

  • 目的1:過当競争の防止
    もし定休日がバラバラだったら、どうなるでしょうか。
    「あそこの店が休みの日に営業すれば、お客さんを独り占めできる」と考えるお店が出てくるかもしれません。
    そうすると、休みなく働き続けるお店が現れ、地域全体で過度な価格競争や顧客の奪い合いに発展しかねません。
    そこで組合は、地域のお店が一斉に同じ日に休むというルールを設けることで、健全な競争環境を維持し、お互いが疲弊するのを防いできたのです。
  • 目的2:最新技術を学ぶ研修会への参加
    理容師は、一度技術を身につければ終わり、という仕事ではありません。
    常に新しいヘアスタイルの技術を学んだり、衛生管理の知識を更新したりする必要があります。
    組合が主催する技術講習会や、新しい器具の勉強会、衛生消毒に関する研修などは、多くの理C容師が参加しやすいように、定休日である月曜日や火曜日に開催されるのが通例です。
    みんなで同じ日に休むことは、業界全体の技術レベルを底上げし、結果としてお客様により質の高いサービスを提供することにも繋がっているのです。

2-3. 週末に働き平日に休む、理容師の労働環境としての側面

最もシンプルかつ重要な理由が、理容師という仕事の働き方そのものにあります。
言うまでもなく、床屋にとってお客様が最も多く来店されるのは、学校や会社がお休みである土曜日、日曜日、そして祝日です。
この週末は、朝から晩まで予約が絶えない、まさに「かき入れ時」。
立ち仕事で高い集中力が求められる理容師にとって、この週末を全力で乗り切るためには、平日にしっかりと休息をとることが不可欠です。
もし理容師が週末に休みを取ってしまっては、髪を切りたいお客様のニーズに応えることができません。
そのため、「お客様が来やすい日に働き、平日に休む」という現在のサイクルは、お客様の利便性と理容師の健康維持の両方を成り立たせるための、非常に合理的な働き方と言えるでしょう。
また、役所や銀行、病院などが開いている平日に休みがあることで、理容師自身の私生活の用事を済ませやすいという現実的なメリットもあります。
このようにお客様本位の営業スタイルが、結果として月曜・火曜休みという文化を支えているのです。

2-4. 【コラム】美容室の定休日が違うのはなぜ?

ここで、「じゃあ、美容室はどうなの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。
美容室も同じように火曜日休みが多いイメージがありますが、月曜日や水曜日が休みだったり、年中無休だったりと、床屋に比べて定休日が多様化している傾向にあります。
この違いが生まれる最大の理由は、「組合の結束力の強さ」にあります。
歴史的に理容業界は組合の力が強く、休日統一のルールが比較的守られてきたのに対し、美容業界は理容業界ほど組合の拘束力が強くありませんでした。
そのため、個々のお店の経営方針やオーナーの判断で、自由に定休日を決めやすい文化が育まれてきたのです。
また、美容室は全国展開する大手チェーン店が多いことも一因です。
チェーン店は、本社の方針として年中無休のシフト制を導入していることが多く、これが定休日の多様化をさらに後押ししています。
同じ「髪を切る」お店でも、理容室と美容室では、その歴史的背景や業界の文化が少しずつ異なっているのです。
この違いを知ると、街のヘアサロンの見え方も少し変わってくるかもしれませんね。

3. 定休日は過去のもの?多様化する最近の床屋の営業スタイル

ここまで床屋の定休日が月曜日や火曜日に集中している歴史的な背景や業界のルールについて解説してきました。
しかし、「そうは言っても、やっぱり平日にはなかなか時間が作れない…」と感じている方も多いのではないでしょうか。
ご安心ください。
近年、私たちのライフスタイルの変化に合わせて、理容業界の「定休日の常識」も大きく変わり始めています。
昔ながらの慣習にとらわれず、お客様の利便性を第一に考えた新しいスタイルの床屋が増えているのです。
ここでは、そんな現代の床屋事情の最前線をご紹介します。

3-1. 「脱・月曜定休」の動き。個人店の増加と経営戦略の多様化

これまでの「月曜・火曜休み」という大きな流れに、変化をもたらしているのが、意欲的な個人経営の理容室です。
特に、若い世代のオーナーが経営するお店を中心に、「あえて他の店が休む日に営業する」ことで差別化を図る動きが活発になっています。
彼らは、理容組合に所属していなかったり、組合のルールに縛られない柔軟な発想を持っていたりすることが多く、独自の経営戦略を展開しています。
例えば、月曜・火曜日に休むのが当たり前の地域で営業することで、その日に髪を切りたいと考えているお客様のニーズを独占できるのです。
また、サービス業や飲食業など、土日が仕事で平日に休みを取る方も少なくありません。
そうした方々にとって、月曜日に開いている床屋は非常にありがたい存在です。
このように、ターゲットとする顧客層を明確に定め、定休日を水曜日や木曜日などにずらすことで、新たな顧客を獲得しようとする戦略的な個人店が、今、確実に増えつつあります。
「近所の床屋はいつも月曜休みだから」と諦める前に、少し視野を広げて探してみると、意外な発見があるかもしれません。

3-2. ショッピングモール内店舗や大手チェーン店は年中無休が基本

個人店の動きと並行して、休日営業の床屋を探す上で非常に頼りになるのが、ショッピングモールや駅ビルなどに入っているテナント型の店舗や、全国展開する大手チェーン店です。
これらの店舗の多くは、年中無休で営業しているのが基本スタイルとなっています。
その理由は非常にシンプルです。

  • 施設の営業方針に合わせている
    イオンモールのような大型商業施設は、土日祝日こそが最も集客を見込める日です。
    そのため、施設に入っているテナントも、施設の営業日時に合わせて年中無休で営業することが求められます。
    買い物や食事のついでに、気軽に髪を切ることができる利便性は、多くの人にとって大きな魅力です。
  • シフト制による安定した労働環境
    大手理容チェーン店では、多くの理容師がスタッフとして在籍しています。
    そのため、一人ひとりのスタッフは週休二日などの休日を確保しながら、店舗としては年中無休で営業し続けることが可能な「シフト制」を確立しています。
    これにより、お客様は「行きたい時にいつでも行ける」という安心感を得られるのです。

「今日、どうしても髪を切りたい」と思い立ったとき、こうしたチェーン店や商業施設内の店舗は、あなたの最も心強い味方になってくれるでしょう。

3-3. 早朝・深夜営業など、ライフスタイルの変化に対応する新しい動き

定休日の多様化だけでなく、「営業時間」そのものを柔軟に設定することで、現代人のニーズに応えようとする新しい動きも広がっています。
私たちの働き方が多様化し、フレックスタイム制や夜勤など、従来の「9時-17時」という枠に収まらない人々が増えているのが現代社会です。
理容業界も、こうした時代の変化を敏感に捉えています。
例えば、以下のような新しいスタイルの床屋が登場しています。

  • 早朝営業の床屋:朝7時や8時からお店を開け、ビジネスマンが出勤前に立ち寄れるように配慮している店舗です。
    大事な商談やプレゼンの前に身だしなみを整えたい、というニーズに完璧に応えてくれます。
  • 深夜営業の床屋:夜21時や22時といった遅い時間まで営業している店舗も増えています。
    「仕事が長引いて、普通の床屋の営業時間には間に合わない」という多忙な方々にとって、まさに救世主のような存在です。

このように、従来の「床屋は夕方には閉まるもの」というイメージは、もはや過去のものとなりつつあります。
定休日だけでなく、営業時間にも注目してみると、あなたのライフスタイルにぴったり合った、通いやすい一軒が見つかるはずです。

4. 「今日行きたい!」を叶える。休日も営業している床屋の実践的な探し方

「よし、今日髪を切ろう」。
そう思い立った日曜日。
しかし、いざ探してみると「どのお店が開いているのかわからない…」と途方に暮れてしまった経験はありませんか。
ご安心ください。
今や、インターネットやスマートフォンを駆使すれば、日曜日や祝日に営業している床屋は驚くほど簡単に見つけられます。
ここでは、誰でもすぐに実践できる、休日営業の床屋を見つけるための具体的な4つのステップをご紹介します。
これらの方法を知っておけば、「切りたい」と思ったその気持ちを逃すことはもうありません。

4-1. 【基本】Googleマップで「床屋 営業中」と検索しリアルタイム情報を確認

まず試していただきたい、最も手軽で基本的な方法がGoogleマップを使った検索です。
お手持ちのスマートフォンでGoogleマップアプリを開き、検索窓にキーワードを入力するだけで、今いる場所の周辺で営業している床屋を瞬時に探し出すことができます。

例えば、以下のようなキーワードで検索してみてください。

  • 「床屋 営業中」
  • 「理容室 日曜営業」
  • 「散髪 近く」

すると、地図上に営業中の店舗がピンで表示され、現在地からの距離やルートも一目でわかります。
さらにGoogleマップの便利な点は、単に場所がわかるだけではないことです。
店舗情報には営業時間や定休日が明記されているのはもちろんのこと、「現在の混雑状況」がリアルタイムで表示される機能もあります。
「比較的空いています」といった表示があれば、待ち時間も少なくスムーズに案内してもらえる可能性が高いでしょう。
利用者の口コミや評価、店内の写真なども確認できるため、「どんな雰囲気のお店か」を事前に把握できるのも大きなメリットです。
思い立ったその瞬間に、最も近くで評価の高いお店を探すなら、まずはGoogleマップを開くのが鉄則です。

4-2. 【確実】店の公式サイト・SNSで営業カレンダーをチェック

Googleマップで気になるお店を見つけたら、次の一手としてそのお店の公式サイトやSNSをチェックすることを強くおすすめします。
なぜなら、Googleマップの情報が常に100%正確とは限らないからです。
特に個人経営のお店の場合、お盆休みや年末年始、あるいは店主の都合による臨時休業などがGoogleマップの情報に反映されていないケースも稀にあります。
多くのお店、特に若いオーナーが経営するモダンな床屋では、自社のウェブサイトやInstagram、X(旧Twitter)などで、毎月の営業カレンダーを画像で公開しています。
そこには、「〇月〇日(日)は都合によりお休みさせていただきます」といった、最も新鮮で確実な情報が掲載されています。
「せっかくお店まで行ったのに、シャッターが閉まっていた…」という最悪の事態を避けるためにも、公式サイトでの最終確認は非常に重要です。
この一手間を惜しまないことが、貴重な休日を無駄にしないための賢い知恵と言えるでしょう。

4-3. 【便利】ホットペッパーなどネット予約サイトで空き状況と予約を一度に

「お店を探すだけでなく、そのまま予約まで済ませてしまいたい」。
そんな効率重視の方に最適なのが、「ホットペッパービューティー」や「楽天ビューティ」といったネット予約サイト(ポータルサイト)の活用です。
これらのサイトの最大の魅力は、検索から予約までがワンストップで完結する点にあります。

サイト内の検索機能で、

  • エリア:「渋谷」
  • 日付:「今日(日曜日)」
  • ジャンル:「理容室・床屋」

といった条件で絞り込むだけで、その日に予約可能な店舗と時間帯が一覧で表示されます。
「14:30~ 空きあり」といった具体的な情報がわかるため、自分のスケジュールに合わせてピンポイントでお店を選べます。
電話をかける必要がなく、深夜でも早朝でも、24時間いつでも好きなタイミングで予約を確定できるのは、多忙な現代人にとって非常に大きなメリットです。
また、サイト独自のクーポンが用意されていたり、利用金額に応じてポイントが貯まったりと、お得な特典が付いてくることも少なくありません。
確実に席を確保し、スマートに床屋を利用したいなら、予約サイトの活用は欠かせない選択肢です。

4-4. 【最終手段】電話で直接問い合わせるのが最も確実

インターネット上に情報が少ない昔ながらの理容室や、「今すぐ行きたいんだけど、入れるかな?」というリアルタイムの状況を正確に知りたい場合。
そんなときの最終手段として、やはりお店に直接電話で問い合わせるのが最も確実な方法です。
一見するとアナログな方法に思えるかもしれませんが、その確実性はデジタルツールを上回ります。

例えば、こんな風に尋ねてみましょう。
「お忙しいところすみません。
今日、カットをお願いしたいのですが、今から伺ってすぐにご案内可能でしょうか?」
このように尋ねれば、現在の待ち時間や、何時頃なら空きそうかといった、ネットには載っていない生の情報を直接聞くことができます。
運が良ければ、「ちょうど今、席が空きましたよ!」と、すぐに向かうことができるかもしれません。
また、電話口の対応からお店の雰囲気や人柄が伝わってくることもあり、安心して訪れるための判断材料にもなります。
デジタルでの検索と、アナログな電話確認。
この二つを状況に応じて使い分けることで、休日の床屋探しはより完璧なものになるでしょう。

5. 日曜・祝日営業の床屋選びで失敗しないための3つのチェックポイント

せっかく日曜日や祝日に営業している床屋を見つけても、「思っていたのと違った…」となってしまっては、貴重な休日が台無しです。
特に、いつもと違うお店に初めて訪れる際は、いくつか確認しておきたいポイントがあります。
ここでは、満足のいく時間を過ごすために、お店選びで失敗しないための3つのチェックポイントを具体的に解説します。
このひと手間が、お店選びの精度を格段に上げてくれるはずです。

5-1. 料金:休日料金の有無は?シェービング込みの総額を比較

まず最初に確認したいのが、やはり料金体系です。
「休日だから特別料金がかかるのでは?」と心配されるかもしれませんが、ほとんどの床屋では休日料金を設定していませんのでご安心ください。
しかし、注意すべきは料金の「内訳」です。
お店の前に「カット 3,500円」と書かれていても、その価格にどこまでのサービスが含まれているかは、お店によって千差万別です。

例えば、こんなケースが考えられます。

  • A店:カット・シャンプー・シェービング(顔そり)・ブロー全て込みで4,500円
  • B店:カットのみで3,500円。シェービングはオプションで+1,000円
  • C店:カット・シャンプーで4,000円。シェービングはなし

このように、表示価格だけを見て判断すると、会計時に「思ったより高かった」と感じることがあります。
特に、顔そり(シェービング)を希望する場合は、基本料金に含まれているのか、それとも別料金のオプションなのかを事前に確認しておくことが非常に重要です。
公式サイトを見たり、電話で問い合わせたりする際に、「カットと顔そりをお願いした場合、総額でおいくらになりますか?」と具体的に質問することで、料金に関する認識のズレを防ぐことができます。

5-2. サービス:予約は必須?混雑状況と待ち時間の目安

次に見逃せないのが、予約のシステムとお店の混雑状況です。
言うまでもなく、日曜日や祝日は床屋にとって最もお客様が集中する曜日です。
せっかくお店にたどり着いても、何時間も待つことになっては意味がありません。

お店のスタイルは、大きく分けて以下の3つに分類されます。

  • 完全予約制:予約がなければ施術を受けられない。待ち時間はほぼないが、飛び込みは不可能。
  • 予約優先制:予約したお客様が優先されるが、空きがあれば予約なしでも対応してくれる。
  • 来店順のご案内:予約システムがなく、お店に来た順番で対応する昔ながらのスタイル。

最近のモダンなバーバースタイルのお店は「完全予約制」や「予約優先制」が増えていますが、地域に根差した昔ながらの理容室では「来店順」というところもまだまだ健在です。
もし予約なしで訪れる場合は、「今行ったら、どのくらい待ちそうですか?」と一本電話を入れてみるのが賢明です。
特に午前中やお昼過ぎは混雑のピークになることが多く、場合によっては1時間以上待つことも珍しくありません。
ホットペッパービューティーなどの予約サイトを使えば空き状況が一目瞭然ですし、電話で直接確認すればリアルタイムの情報を得られます。
貴重な休日を有効に使うためにも、事前の状況確認は欠かせません。

5-3. メニュー:普段利用するメニュー(カラー、パーマ等)が休日に対応しているか

カットだけなら心配は少ないですが、カラーやパーマといった特殊な施術を希望する場合は、特に注意が必要です。
というのも、時間がかかるメニューは、混雑する日曜・祝日には受付時間を制限しているケースがあるからです。

例えば、「カラーの最終受付は15時まで」といったように、カットよりも早い時間に締め切られることがあります。
また、お店によっては週末は多忙なため、アシスタントのスタッフが不足し、時間のかかるパーマなどの施術は平日に限定している可能性もゼロではありません。
特に、アイロンパーマ(パンチパーマ)や特殊なカラーなど、特定の技術や薬剤を必要とするメニューは、担当できる理容師さんが出勤しているかどうかの確認も必要になります。
「せっかく行ったのに、希望のメニューができなかった」という事態を避けるためにも、カット以外のメニューを希望する場合は、予約時や電話での問い合わせの際に「〇〇(希望のメニュー)は、今日の〇時頃でも対応可能ですか?」と必ず確認しておきましょう。
この一手間が、当日のがっかり感をなくすための最も確実な方法です。

6. 床屋の定休日に関するよくある質問

ここまで、床屋の定休日に関する歴史や背景、そしてお店の探し方について解説してきました。
しかし、それでもまだ「こういう場合はどうなの?」といった細かな疑問が残るかもしれません。
このセクションでは、多くの方が疑問に思うポイントをQ&A形式でまとめ、スッキリ解決していきます。

6-1. Q. なぜ土日に休まないのですか?

これは、床屋がお客様のライフスタイルに密着したサービス業であるためです。
一言でいえば、「お客様が最も利用しやすい曜日だから」というのが最大の理由です。
平日は仕事や学校で忙しいサラリーマンや学生の方が、ゆっくりと髪を切る時間を確保できるのは、やはり土曜日や日曜日、祝日といった休日が中心になります。
「週末に髪を整えて、月曜日からの新しい一週間をスッキリした気分で迎えたい」と考える方は非常に多いのです。
そのため、床屋はお客様のニーズに応える形で土日祝日に営業し、その代わりとして多くの人が働く平日の月曜日や火曜日に休みを取るという営業スタイルが定着しています。
これは、飲食店やアパレルショップなど、他の多くのサービス業とも共通する考え方と言えるでしょう。

6-2. Q. 月曜日が祝日の場合は営業していますか?

いわゆる「ハッピーマンデー制度」などで月曜日が祝日になった場合、お店の対応は分かれますが、祝日として営業するお店が多い傾向にあります
ただし、その場合の休日の扱いはお店によっていくつかのパターンがあります。

  • パターン1:祝日の月曜は営業し、翌日の火曜日を振替休日とする
    最も一般的なケースです。
    月曜定休のお店がこのパターンを採用することが多く、「せっかくの祝日だから営業して、代わりに翌日休もう」という考え方です。
  • パターン2:祝日に関係なく、定休日である月曜日は休む
    昔ながらの個人経営のお店や、スタッフの休日を固定化しているお店に見られるケースです。
    「月曜は祝日でも定休日」と決めているため、お休みになります。
  • パターン3:祝日の月曜も、翌日の火曜も通常通り営業する
    年中無休を掲げる大手チェーン店やショッピングモール内の店舗などは、このケースが多いです。
    スタッフがシフト制で働いているため、特定の曜日を店休日とする必要がないからです。

このように、お店の経営方針によって対応は様々です。
「祝日の月曜日だから開いているはず」と思い込んで訪問すると、お休みだったということも十分に考えられます。
連休最終日などにお店へ行く際は、必ず公式サイトのお知らせを確認したり、電話で直接営業しているか問い合わせたりするのが最も確実な方法です。

6-3. Q. いつも行っている床屋が休み。単発で別の店に行くのはあり?

結論から言うと、全く問題ありません。
むしろ、新しい発見があるかもしれない良い機会と捉えることもできます。
「いつも同じ理容師さんだから、他のお店に行ったら悪い気がする…」「浮気だと思われたら気まずい…」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、心配は無用です。
理容師さんもプロですから、お客様には様々な事情があることを理解しています。
冠婚葬祭など急な用事でどうしても今日中に髪を切りたい、というケースは誰にでも起こりうることです。

ただし、初めてのお店で失敗しないためには、いくつかポイントがあります。

  • 希望のスタイルを具体的に伝える準備をしておく
    いつも「いつもの感じで」で通じている場合、いざ別のお店で説明するとなると難しいものです。
    「サイドとバックは〇ミリのバリカンで刈り上げて、トップは指でつまめるくらい残してください」といった具体的なオーダーや、スマホで希望の髪型の写真を見せるのが最も確実で誤解がありません。
  • 自分の髪質やクセを伝える
    「自分は髪が硬くて立ちやすい」「もみあげに強いクセがある」など、ご自身の髪に関する情報を最初に伝えておくと、理容師さんもカットの計画が立てやすくなり、仕上がりの満足度が格段に上がります。
  • 料金やサービス内容を再確認する
    この記事の「5. 日曜・祝日営業の床屋選びで失敗しないための3つのチェックポイント」でも解説した通り、顔そりは料金に含まれているのか、シャンプーはどんな方法かなど、サービス内容を事前に確認しておくと、「思っていたのと違った」という事態を防げます。

たまに違うお店に行ってみることで、いつもとは違うカット技術や新しいスタイリング剤に出会えたりと、思わぬメリットがあるかもしれません。
あまり気負わずに、新しいお店との出会いを楽しむくらいの気持ちで探してみてはいかがでしょうか。