「もしかして、私も美容師さんに『ダサい客』だと思われてる…?」そう不安に思ったことはありませんか。良かれと思ってした行動や何気ない一言が、実は美容師さんを困らせる原因になっているかもしれません。
この記事では、美容師さんの本音をもとに、「ダサい」「困る」と思われてしまうお客様の特徴を予約から服装、店での態度まで具体的に解説します。
1. 【美容師の本音】もしかして私も?美容院で「ダサい」「困る」と思われるお客様の15の特徴
美容師も一人の人間であり、お客様とのコミュニケーションを大切にしています。
しかし、中には知らず知らずのうちに「ちょっと困るな…」と思われてしまう行動を取っているお客様もいらっしゃいます。
もちろん、美容師はプロとしてどんなお客様にも最高のサービスを提供するよう努めていますが、本音では「やめてほしい」と感じていることもあるのです。
ここでは、多くの美容師が口を揃える「困るお客様」の15の特徴を、具体的なシチュエーションと共に解説します。
もし一つでも当てはまる項目があれば、今後の美容院ライフをより豊かにするためのヒントにしてみてください。
1-1. 予約・時間管理がルーズなお客様
サロンワークは、緻密なタイムスケジュールで成り立っています。
一人のお客様の時間の乱れが、その日全体の運営に影響を与えてしまうことも少なくありません。
美容師が特に頭を悩ませる、時間に関するNG行動を見ていきましょう。
1-1-1. 予約時間から15分以上の無断遅刻をする
「5分くらいの遅刻なら大丈夫だろう」という油断が、実は美容師を非常に困らせています。
特に15分以上の無断遅刻は、サロンにとって「致命的」と言っても過言ではありません。
なぜなら、その後ろに予約しているお客様の施術開始時間が確実に遅れてしまうからです。
一人のお客様のために、他のお客様をお待たせするのはプロとして避けたい事態です。
また、遅刻した分、あなたの施術時間も当然短くなります。
カットとカラーで予約していた場合、カウンセリングを短縮したり、丁寧なブローやスタイリングの時間を削ったりせざるを得ません。
結果として、クオリティが下がり「なんだか今日の仕上がりはイマイチ…」という不本意な結果につながってしまうのです。
悪気のない遅刻が、ご自身の満足度を下げてしまうことを覚えておきましょう。
1-1-2. 当日キャンセルや予約変更を月に2回以上繰り返す
急な体調不良や仕事など、やむを得ない事情でのキャンセルは誰にでも起こり得ます。
しかし、これが月に2回以上など常習化してしまうと、美容師は「またか…」とがっかりしてしまいます。
あなたが予約したその時間は、他のお客様が「予約したかったけれど埋まっていた」時間かもしれません。
特に当日キャンセルは、サロンにとって大きな機会損失となります。
その時間に生まれるはずだった売上がゼロになるだけでなく、ぽっかり空いた時間を埋めるのは非常に困難です。
何度も繰り返されると、「予約を確保しておくのがリスクだ」と判断され、サロンによっては「ブラックリスト入り」となり、今後の予約が取りにくくなってしまうケースも実際に存在します。
本当にやむを得ない場合を除き、スケジュールが確定してから予約を入れるのが基本的なマナーです。
1-1-3. 予約時と違う長時間メニューを当日に追加で要求する(例:「カットの予約だけどパーマもしたい」)
「今日時間があるから、ついでにパーマもお願いできますか?」という軽い気持ちでの追加オーダーは、美容師にとって「最も困るリクエスト」の一つです。
例えば、カットの所要時間が約60分なのに対し、パーマや縮毛矯正を追加すると、さらに90分~120分以上の時間が必要になります。
美容師は、あなたの予約メニューに合わせて、その後のスケジュールを分刻みで組んでいます。
そこに予定外の長時間メニューが入ることで、後ろの予約がすべて崩壊してしまうのです。
丁重にお断りするしかありませんが、お客様をがっかりさせてしまうことに美容師も心を痛めています。
やりたいメニューが決まっている場合は、必ず予約の段階で伝え、必要な時間を確保してもらうようにしましょう。
1-2. オーダー・コミュニケーションに難ありなお客様
理想の髪型を叶えるためには、お客様と美容師のイメージ共有が不可欠です。
しかし、そのコミュニケーションがうまくいかないと、お互いにとって不幸な結果を招いてしまいます。
1-2-1. 「おまかせします」と言いつつ、施術後に「思ってたのと違う」と文句を言う
美容師にとって「おまかせします」という言葉は、信頼の証であり、腕の見せ所でもあるため、非常に嬉しい一言です。
しかし、それはあくまで「お客様の好みやライフスタイルを理解している、長年の付き合いがある」という関係性が前提です。
初対面や数回目の来店で完全に丸投げされてしまうと、美容師は手探りでスタイルを作るしかありません。
そして最も困るのが、施術がすべて終わった後に「なんか思ってたのと違う」「これじゃない」と不満を言われることです。
美容師としては「最初に言ってほしかった…」と途方に暮れてしまいます。
「おまかせ」とは言っても、最低限、以下のような方向性だけでも伝えるようにしましょう。
- 長さは変えたくない or 3cmくらい切りたい
- 雰囲気は今の感じを維持したい or ガラッと変えたい
- 普段の服装はカジュアル系 or きれいめ系
こうした小さなヒントがあるだけで、美容師はあなたに似合うスタイルを格段に提案しやすくなります。
1-2-2. 髪質やダメージを無視し、韓流アイドルの写真など非現実的なスタイルを要求する
ヘアカタログや好きな芸能人の写真を見せてイメージを伝えるのは、非常に良い方法です。
しかし、忘れてはいけないのが「モデルと自分は、髪質・骨格・生え癖・ダメージレベルが全く違う」という事実です。
例えば、ブリーチを3回以上繰り返した髪に、ハリのあるデジタルパーマをかけるのは物理的に不可能です。
髪が溶けてチリチリになってしまうリスクしかありません。
プロの美容師は、お客様の髪の安全を第一に考え、「この施術は難しいです」と正直にお伝えします。
しかし、そこで「なんでできないの?」「この人と同じにしてくれなきゃ困る」と強引に要求されると、本当に困ってしまいます。
憧れのスタイルに近づけるための代替案(例えば、パーマではなくアイロンでのセット方法を教える、など)を提案してくれる美容師こそ、あなたの髪を本気で考えてくれる良い美容師です。
プロの意見には、ぜひ耳を傾けてみてください。
1-2-3. 施術中に何度も要望を変えたり、曖昧な表現でイメージを伝えたりする
カウンセリングで入念に打ち合わせをしたにもかかわらず、カットが進むにつれて「やっぱり、もっと短く」「やっぱり、前髪は作らないで」など、要望が二転三転するお客様。
一度切り進めてしまった髪を元に戻すことはできませんし、カラー剤も一度調合してしまったら作り直しは難しいのです。
施術の工程が根底から覆されるため、美容師はパニックになってしまいます。
また、「いい感じにしてください」「シュッとさせて」「フワッとした感じで」といった曖昧な表現も、美容師を悩ませる原因です。
人によって「いい感じ」の尺度は全く異なります。
あなたにとっての「シュッと」が、タイトなシルエットなのか、毛先を軽くすることなのか、美容師には判断できません。
できるだけ具体的な言葉で、「襟足は首に沿うように」「トップにはボリュームがほしい」など、パーツごとに伝えるとイメージのズレが少なくなります。
1-2-4. 仕事や家庭の愚痴、他店の悪口を20分以上話し続ける
美容師はカウンセリングの一環として、お客様のプライベートなお話を聞くことも仕事の一つです。
しかし、それが20分、30分と延々と続く仕事の愚痴や他人の悪口、他の美容院へのダメ出しばかりだと、聞いている美容師の精神も削られてしまいます。
特に、同業者である他の美容院の悪口は、聞いていて決して気分の良いものではありません。
サロンはリラックスしに来る場所ですが、美容師のメンタルを消耗させる場所ではないのです。
ネガティブな話題ばかりでは、せっかくの美容院の楽しい雰囲気が台無しになってしまいます。
もちろん、時には話を聞いてほしいこともあるでしょう。
しかし、会話のキャッチボールを意識し、美容師が提供してくれる髪の知識や楽しい話題にも耳を傾ける余裕を持つことが、良い関係を築く秘訣です。
1-3. 衛生面・服装で配慮が足りないお客様
美容師は、お客様の髪や頭皮に直接触れる仕事です。
そのため、衛生面や服装への少しの配慮があるだけで、施術のしやすさが格段に変わります。
悪気なくやってしまいがちな、身だしなみに関する注意点をご紹介します。
1-3-1. 2日以上洗っておらず、フケや皮脂で髪がベタベタな状態
「どうせ美容院でシャンプーしてもらうから」という理由で、2日以上洗髪せずに来店される方がいますが、これは絶対にNGです。
皮脂や汚れで髪がベタついていると、正確なコンディションが判断できず、カットのラインがずれたり、カラーやパーマの薬剤が均一に浸透しなかったりする原因になります。
また、正直なところ、強い頭皮の匂いやフケは、施術する美容師にとって精神的な負担となります。
最高のパフォーマンスを発揮するためにも、施術前のシャンプーは最低限のマナーとして心がけましょう。
ただし、頭皮が敏感でカラー剤がしみやすい方は、あえて前日の夜にシャンプーを済ませ、当日は洗わずに行くことで皮脂膜がバリアになる場合もあります。
その場合は、事前に美容師さんに相談してみると良いでしょう。
1-3-2. 香水が強すぎて、他のお客様やスタッフの気分を害する可能性がある
おしゃれの一環として香水をつけるのは素敵なことですが、美容院のような閉鎖された空間では、香りがこもりやすいことを覚えておく必要があります。
自分にとっては心地よい香りでも、他のお客様やスタッフにとっては強すぎると感じられることがあります。
特に、カラー剤やパーマ液などの薬剤の独特な匂いと混ざることで、気分が悪くなってしまう方も少なくありません。
隣の席でリラックスしているお客様への配慮としても、美容院へ行く日は香水を控えるか、ごく少量にするのがスマートな大人のマナーです。
1-3-3. カラー剤等で汚れるリスクが高い服装(タートルネック、真っ白なパーカー、高級ブランド服)
美容師は細心の注意を払って施術を行いますが、それでもカラー剤やパーマ液が飛んでしまう可能性はゼロではありません。
そのため、以下のような服装は避けるのが賢明です。
- タートルネックや襟付きのシャツ:首周りの施術がしにくく、薬剤が付着しやすい。
- 真っ白な服、淡い色の服:わずかな汚れでも非常に目立ってしまう。
- 高級ブランドの服やお気に入りの一着:万が一汚してしまった場合、お客様も美容師も非常に気まずい思いをする。
「汚れてもいい服で来てください」とは言いませんが、万が一のリスクを考え、ご自身で「汚れたらショックが大きい」と感じる服装は避けるのがお互いのためです。
ダークカラーのTシャツなど、リラックスできて万が一の際も安心な服装がおすすめです。
1-3-4. 施術の邪魔になるフード付きトップスや、ピアス・イヤリングなどのアクセサリー
ファッション性だけでなく、施術のしやすさという観点からも服装選びは重要です。
特にフード付きのパーカーやトップスは、美容師泣かせのアイテム。
シャンプー台でフードが濡れてしまったり、カットの際に襟足の髪がフードに隠れて切りにくかったりと、スムーズな施術の妨げになります。
また、大ぶりのピアスやイヤリングも要注意です。
コーミング(櫛でとかすこと)の際に引っかかってしまったり、シャンプーの際に破損・紛失してしまったりする危険性があります。
施術の邪魔になるアクセサリーは、来店前に外しておくか、施術前に専用のケースにしまっておくなどの配慮があると、美容師はとても助かります。
1-4. 店内での態度・振る舞いがNGなお客様
美容院は、他のお客様も同じ空間で過ごすパブリックな場所です。
自分自身がリラックスするのはもちろん大切ですが、周りへの配慮を欠いた行動は「困ったお客様」という印象を与えてしまいます。
1-4-1. アシスタントを顎で使うなど、スタッフによって態度を大きく変える
担当のスタイリストには丁寧なのに、シャンプーやヘルプに入ってくれたアシスタントに対してだけ横柄な態度を取る。
例えば、タメ口で話したり、顎で指示したり、まるで自分より格下のように扱ったり…。
これは、美容師が最も不快に感じる行動の一つです。
スタイリストとアシスタントは、チームでお客様の「キレイ」をサポートしています。
アシスタントを見下すような態度は、サロン全体の雰囲気を悪くするだけでなく、チームの連携を乱し、結果的にあなたへのサービスの質を低下させることにもつながりかねません。
どのスタッフに対しても、一人のプロとして敬意を持って接するのが基本中の基本です。
1-4-2. シャンプー中や施術中に頻繁に動いたり、スマホに夢中で頭が傾いたりする
美容師は、ミリ単位でカットラインを調整したり、繊細な技術で薬剤を塗布したりしています。
その最中にお客様が頻繁に動いてしまうと、ハサミで怪我をさせてしまうリスクが高まりますし、当然ながら仕上がりにも影響が出ます。
特に多いのが、スマートフォンに夢中になるあまり、どんどん頭が下を向いて傾いてしまうケースです。
美容師が何度も「すみません、お顔を少し上げてください」とお願いするのは、正確な施術を行うためです。
また、シャンプー中に後頭部を浮かせてしまうのもNG。
お客様の首や肩に余計な力が入ってしまうだけでなく、美容師も洗いにくく、すすぎ残しの原因にもなります。
施術中はなるべくリラックスし、力を抜いて美容師に身を任せるのが、美髪への近道です。
1-4-3. 大きな声でプライベートな電話をしたり、許可なく店内の写真を撮ったりする
美容院は、日常の喧騒から離れてリラックスしたいと願うお客様が集まる場所です。
そのような空間で、他人のプライベートな会話が大声で聞こえてきたら、多くの人が不快に感じるでしょう。
緊急の電話はやむを得ませんが、その場合でも一声かけて席を立つか、できるだけ小声で手短に済ませるのがマナーです。
また、SNSへの投稿のためか、店内の様子や施術風景を無許可で撮影するのも問題です。
写真に他のお客様が写り込んでしまうプライバシーの問題や、サロンによっては内装や技術に関する権利の問題もあります。
撮影したい場合は、必ず「撮ってもいいですか?」とスタッフに一言確認するようにしましょう。
気持ちよく許可してくれるサロンがほとんどのはずです。
2. 美容師がそっと出す「もう来ないでほしい」のサイン3選
美容師は接客のプロフェッショナルです。
たとえ「このお客様は少し苦手だな…」と感じたとしても、それを決して表情や態度に出すことはありません。
しかし、人間ですから無意識のうちに言葉の端々や行動に「距離を置きたい」というサインが現れてしまうことがあります。
もちろん、考えすぎの場合もありますが、「あれ?」と感じることが続くなら、それはあなたの振る舞いに対する美容師からの静かなメッセージかもしれません。
今後の関係改善のためにも、知っておきたい3つのサインをご紹介します。
2-1. 会話が「そうですね」「なるほど」などの相槌で終わってしまう
以前は趣味の話や髪の悩みについて親身に質問してくれたのに、最近は天気や季節の話など、当たり障りのない世間話ばかりで終わってしまう。
こちらが何か話しても、「そうですね」「なるほどです」といった短い相槌だけで、話を広げようとしてくれない。
もし心当たりがあるなら、それは美容師側があなたとの会話に疲れてしまい、コミュニケーションを最小限に留めようとしているサインかもしれません。
美容師はお客様のライフスタイルや好みを会話から引き出し、それをヘアスタイルに反映させるのも重要な仕事の一つです。
しかし、延々と愚痴や悪口を聞かされたり、何を質問しても素っ気ない返事しか返ってこなかったりすると、「これ以上踏み込んでも無駄だ」「話したくないのかな」と感じ、カウンセリングに必要な最低限の会話以外をシャットアウトしてしまうのです。
以前との会話の熱量の違いは、美容師の心理状態を最も顕著に表すバロメーターと言えるでしょう。
楽しい会話のキャッチボールがなくなったら、関係性が赤信号に近づいている証拠かもしれません。
2-2. 次回の予約やおすすめのメニュー、ヘアケア商品の提案が一切ない
美容師にとって、お客様にリピーターになってもらうことは死活問題です。
そのため、施術の最後には「髪の状態を考えると、次は1ヶ月半後くらいがベストですよ」「次回はハイライトを入れてみるのも素敵だと思います」「このAujuaのトリートメントを使えば、今日の質感が長持ちしますよ」といった、お客様の未来の「キレイ」につながる提案をするのが基本中の基本です。
しかし、会計時に次回の予約を全く勧められず、「ありがとうございました」の一言であっさりと終わってしまう。
おすすめのヘアケア商品や新しいメニューの案内も一切ない。
これは、「正直、もう次に来てほしくない」と思われている可能性が非常に高い、かなり分かりやすいサインです。
度重なる遅刻や当日キャンセルをするお客様に対しては、「また予約を確保しても無駄になるかもしれない」という諦めの気持ちから提案をやめてしまいます。
また、無理な要求やクレームが多いお客様には、「下手に商品を勧めて、また何か言われるのは避けたい」という防衛本能が働くのです。
美容師からの未来への提案がなくなった時、それはあなたとの関係性をこれ以上深めたくないという意思表示と受け取るべきでしょう。
2-3. 担当者が毎回変わり、最終的に若手スタイリストに固定される
ずっと同じスタイリストを指名して通っているはずなのに、なぜかシャンプーやドライ、カラーの塗布などを担当してくれるのが、毎回違うアシスタントや若手のスタイリストばかりになる。
「今日は予約が混み合っていまして…」と言われればそれまでですが、その頻度があまりにも高い場合は注意が必要です。
これは、担当スタイリストがあなたと直接関わる時間を意図的に減らそうとしている可能性があります。
特に、スタッフに横柄な態度を取ったり、施術中に何度も要望を変えたりするお客様は、サロン内で「要注意人物」として情報が共有されているケースも少なくありません。
その結果、担当スタイリストはカットなど最低限の施術だけを行い、残りは他のスタッフに任せるという状況が生まれるのです。
さらに深刻なのが、予約の電話をした際に「申し訳ありません、〇〇(指名した担当者)は終日予約が埋まっておりまして…」と言われることが増え、最終的に「もしよろしければ、別のスタイリストが担当しますが…」と、半ば強制的に若手スタイリストに担当が変更されてしまうパターンです。
これは、サロン全体としてあなたを「厄介なお客様」と判断し、経験豊富なスタイリストが担当を避けている、という最も悲しいサインと言えるでしょう。
3. 逆に通うほどお得に?美容師に愛される「神客」になるための7つの行動
美容師から「苦手だ」と思われないことはもちろん大切ですが、どうせなら「このお客様が来ると嬉しい!」「最高の技術で応えたい!」と思われるような、愛されるお客様になりたいと思いませんか?
美容師も一人の人間です。
気持ちよく仕事ができる環境を作ってくれるお客様には、自然と「もっとキレイにしてあげたい」「何か特別なサービスをしてあげたい」という気持ちが湧いてくるものです。
ここでは、少しの心遣いで美容師との関係が劇的に良くなる、今日から実践できる7つの行動をご紹介します。
これらを実践すれば、通うたびにあなたの髪はもっと輝き、美容院に行くのが今以上に楽しみになるはずです。
3-1. 予約と来店のマナー
3-1-1. 予約時間はきっちり守る、遅れる場合は5分前までに必ず電話する
社会人としての基本マナーですが、美容院において時間厳守は特に重要視されます。
なぜなら、美容師のスケジュールは10分、15分単位で緻密に組まれているからです。
あなたの予約時間の後ろには、当然別のお客様の予約が入っています。
たった5分の遅刻が、その後のすべてのお客様に影響を与え、サロン全体のオペレーションを乱してしまう可能性があるのです。
やむを得ない事情で遅れそうな場合は、「遅れることが確定した時点」、遅くとも「予約時間の5分前まで」に必ず一本電話を入れましょう。
「あと5分で着きます」という連絡があるだけで、美容師は心の準備ができますし、アシスタントとの作業分担を調整するなど、遅れをカバーするための対策を考えることができます。
「たかが数分」と軽く考えず、事前連絡を徹底するその誠実な姿勢が、美容師からの信頼を勝ち取るための第一歩です。
3-1-2. やむを得ないキャンセルや変更は、できるだけ早く連絡する
急な体調不良や仕事など、どうしても予約をキャンセル・変更しなければならない状況は誰にでも起こり得ます。
問題なのは、その連絡をいつするか、です。
特に「無断キャンセル」は、美容師にとって最も悲しい行為の一つと言えるでしょう。
その時間、あなたのために確保されていた席、準備していた薬剤、そしてスタイリストの技術と時間がすべて無駄になってしまいます。
キャンセルや変更の必要が出た場合は、分かった時点ですぐに連絡を入れるのが鉄則です。
たとえ前日や当日の朝であっても、連絡が早ければ早いほど、その空いた時間に他のお客様をご案内できる可能性が生まれます。
「直前で申し訳ない…」と気まずく思うかもしれませんが、連絡をしないより何倍も良いのです。
誠意ある対応を積み重ねることが、「信頼できる大切なお客様」として認識してもらうための鍵となります。
3-2. オーダーの伝え方
3-2-1. 「なりたいイメージ写真」に加え、「これはNG」というスタイルの写真も見せる
「おまかせで」と言われると、美容師は腕が鳴ると同時に、お客様の好みを探る大きなプレッシャーを感じるものです。
施術後に「なんか違う…」となる悲劇を避けるためにも、なりたいイメージを具体的に伝える努力は欠かせません。
最も効果的なのは、ヘアカタログやInstagramなどで見つけた「なりたいイメージの写真」を2〜3枚見せることです。
しかし、ここで一歩進んだ「神客」のテクニックは、「こういうのは好きじゃない」「この髪型は避けたい」というNGスタイルの写真も併せて見せることです。
例えば、「このモデルさんのような柔らかい雰囲気は好きだけど、前髪がこんなに短いのはNGです」「このカラーの色味は理想だけど、ここまで明るいのは仕事上ダメなんです」といったように、好き・嫌いを明確に伝えることで、美容師はあなたの好みの範囲を正確に把握できます。
これにより、イメージの解像度が格段に上がり、「おまかせ」の部分でもあなたの好みを外さない、満足度の高い仕上がりが期待できるのです。
3-2-2. 髪の悩み(広がりやすい、セットが苦手など)を正直に相談し、プロの提案に耳を傾ける
美容師は、あなたの髪を最も美しく見せるためのプロフェッショナルです。
理想のスタイルを伝えるだけでなく、「朝のセットに時間をかけられない」「髪が広がりやすくてまとまらない」「最近、頭皮が乾燥する気がする」といった、日頃の髪の悩みを正直に打ち明けてみましょう。
優れた美容師ほど、お客様の悩みに真摯に耳を傾け、その解決策をカットやカラー、トリートメントで提案したいと考えています。
「そんなこと言っても…」と諦めずに相談することで、自分では思いもよらなかったスタイルや、悩みを解消する画期的なメニューに出会えるかもしれません。
そして何より大切なのは、プロからの提案に一度耳を傾けてみる素直な姿勢です。
もちろん最終的に決めるのはあなたですが、「なるほど、そういう方法もあるんですね」と一度受け止める姿勢を見せることで、美容師は「この人のために、もっと良い提案をしよう!」と、より一層真剣に向き合ってくれるようになります。
二人三脚でスタイルを作り上げていく、というスタンスが理想的な関係を築きます。
3-3. 施術中・会計時の心遣い
3-3-1. 「今日のシャンプー気持ちよかったです」など、簡単な感想を伝える
施術中に大げさに褒める必要は全くありません。
しかし、ほんの少しのポジティブな感想を伝えるだけで、サロン内の雰囲気は驚くほど良くなります。
特に、シャンプーやマッサージを担当してくれたアシスタントに対して、「すごく気持ちよかったです、ありがとうございます」「今日のシャンプー、いい香りですね」といった一言をかけてみてください。
アシスタントはまだ経験が浅く、常にお客様の反応を気にしています。
あなたからの温かい一言が、彼ら彼女らの自信とモチベーションに繋がり、「次もこのお客様のために頑張ろう!」という気持ちにさせます。
そして、その良い雰囲気は必ず担当スタイリストにも伝わります。
スタッフ全員を大切にするお客様は、サロン全体から「大切にされるお客様」になるのです。
3-3-2. 美容師が勧めるトリートメント(例:AujuaのオーダーメイドTR)や商品を一度試してみる
美容師からのメニューや商品の提案を、「営業されている」と感じて苦手意識を持つ人もいるかもしれません。
しかし、本当にあなたのことを考えてくれている美容師は、あなたの髪質やライフスタイルを見極めた上で、「本当に必要だ」と確信したものだけを勧めています。
毎回応じる必要はありませんが、「そこまで言うなら、一度試してみようかな」という姿勢を見せることは、美容師への信頼の証となります。
例えば、サロンでしかできない「Aujua(オージュア)のオーダーメイドトリートメント」や、あなたの髪質に合ったシャンプーなどを一度試してみる。
もしそれが本当に良ければ、あなたの髪はもっと美しくなりますし、美容師との信頼関係も深まります。
「このお客様は美意識が高く、本気で髪を良くしたいと思っているんだな」と伝われば、美容師もより熱心にあなただけのケアプランを考えてくれるでしょう。
3-3-3. 帰り際に「今日もありがとうございました」と笑顔で一言添える
数時間にわたる施術が終わり、会計を済ませて帰る時。
この最後の瞬間の印象が、次回来店するまでの関係性を決めると言っても過言ではありません。
どんなに素晴らしい施術をしても、お客様が無言で去ってしまっては、美容師も「満足してもらえなかったのかな…」と不安になってしまいます。
仕上がった髪型に満足したら、ぜひ笑顔で「今日もありがとうございました!」「またお願いします」と一言添えてみてください。
そのシンプルな感謝の言葉と笑顔が、担当した美容師にとっては何よりの報酬であり、次への活力となります。
「このお客様を担当できてよかった」「また次回お会いするのが楽しみだ」と感じてもらうことが、永続的に良いサービスを受け続けるための最も簡単で効果的な方法なのです。
4. 今さら聞けない!美容院でのよくあるQ&A
「こんなこと聞いたら、変に思われるかな…」美容院では、技術的なこと以外にも素朴な疑問や不安がつきものですよね。
ここでは、多くの方が一度は疑問に思ったことがあるけれど、なかなか直接は聞きづらい質問にお答えします。
正しいマナーを知ることで、美容師との信頼関係をさらに深め、もっとリラックスしてサロンでの時間を楽しめるようになりますよ。
4-1. Q. もし仕上がりが気に入らなかったら、どうすればいい?
結論から言うと、勇気を出して正直に、そして丁重に伝えるのがベストです。
美容師も人間ですから、お客様のイメージを100%完璧に汲み取れないこともあります。
「おまかせします」と言っておきながら、後から「思っていたのと違う」と文句を言うのは最も避けたいパターンですが、しっかりとイメージを伝えた上でズレが生じてしまった場合は、遠慮なく相談しましょう。
最も良いのは、会計前の最終確認の際にその場で伝えることです。
「すごく素敵なんですけど、もう少しだけ前髪を短くしてもらうことは可能ですか?」
「こちらのサイドが、家に帰ってから自分でセットするとハネてしまいそうで…何か方法はありますか?」
このように、感情的にならず、あくまで「相談」という形で具体的に伝えることで、美容師も快く対応してくれます。
もし家に帰ってから「やっぱり気になる…」となった場合も、諦める必要はありません。
多くのサロンでは、施術後1週間〜10日間程度の「お直し保証期間」を設けています。
期間内にサロンへ電話をし、「先日カットしていただいた〇〇です。家に帰ってシャンプーして乾かしてみたら、右側の襟足だけがどうしてもはねてしまって…。一度見ていただくことは可能でしょうか?」と、状況を具体的に説明して予約を取りましょう。
何も言わずに別のサロンへ駆け込んだり、不満を口コミサイトに書き込んだりする前に、まずは担当してくれた美容師さんを信じて相談してみてください。
誠実な対応は、むしろ二人の信頼関係を深めるきっかけにもなるのです。
4-2. Q. 人見知りなので、あまり話さずに静かに過ごしたいのですが…
全く問題ありません。
無理に会話を続ける必要はなく、事前にその意思を伝えておけば、美容師もプロとしてお客様が最もリラックスできる空間を提供してくれます。
美容師も、お客様の雰囲気(雑誌に集中している、目を閉じているなど)を察して会話量を調整していますが、より確実に静かに過ごしたい場合は、最初のカウンセリング時にひと言伝えるのが最も効果的です。
「すみません、今日少し疲れているので、静かに過ごさせてもらってもいいですか?」
「この後仕事なので、集中したくて…。雑誌をじっくり読ませてください。」
このように正直に伝えれば、嫌な顔をする美容師はまずいません。
むしろ、延々と仕事の愚痴や他店の悪口を聞かされるより、よほどありがたいと感じる美容師も多いでしょう。
最近では、予約サイトの備考欄に「会話は控えめを希望します」といった一文を添えておくのもスマートな方法として広まっています。
ただし、施術に必要な確認事項(「お湯加減はいかがですか?」「前髪の長さはこのくらいでよろしいですか?」など)には、はっきりと返事をするように心がけましょう。
美容院は髪を切りに行く場所であって、無理におしゃべりをする場所ではありません。
自分にとって心地よい過ごし方をリクエストすることは、決して失礼なことではないのです。
4-3. Q. 施術中にスマホを見たり、本を読んだりしてもいい?
もちろん大丈夫ですが、「タイミング」と「姿勢」に配慮することが非常に重要です。
カラーやパーマの薬剤を塗布した後の「放置時間」は、比較的自由な時間なので、スマホを見たり、読書をしたりしても全く問題ありません。
しかし、最も注意すべきなのは「カット中」です。
スマホの画面に集中すると、無意識のうちに頭がどんどん下を向いてしまったり、左右に傾いたりしてしまいます。
美容師は、お客様の頭がまっすぐな状態を基準に、数ミリ単位で繊細なカットラインを作っています。
頭が少しでも動いたり傾いたりすると、そのラインがすべて崩れてしまい、仕上がりに深刻な影響を及ぼす可能性があるのです。
せっかくの技術が、あなたのスマホのせいで台無しになってしまうのは、お互いにとって悲しいことですよね。
また、シャンプー中にスマホを触るのは、水没のリスクや衛生面から見ても避けるべきです。
施術をスムーズに進め、最高の仕上がりを手に入れるためにも、以下の点を心がけましょう。
- カットが始まったら、美容師に言われる前にそっとスマホを置く。
- どうしてもスマホを触りたい場合は、「今、少し見ても大丈夫ですか?」と一声かける。
- シャンプー台ではスマホをカバンにしまっておく。
少しの心遣いが、美容師の集中力を高め、結果的にあなた自身の満足度につながります。
4-4. Q. 指名した美容師さんと合わないかも…担当を変えてもらうのは失礼?
「技術は悪くないけど、会話のテンポが合わない」「提案してくれるスタイルが、いつも少しだけ好みと違う…」そんな風に感じた時、担当変更を申し出るのは非常に気まずいものですよね。
しかし、結論から言えば、担当者の変更は全く失礼なことではありません。
お客様が美容院を変える理由の多くは、「担当者との相性」が関係しています。
サロン側からすれば、一人の美容師と合わないという理由だけで、大切なお客様がお店自体に来なくなってしまうことの方が、はるかに大きな損失なのです。
むしろ、店内で別の人を指名して通い続けてくれることは、サロンにとって非常にありがたいことだと考えています。
最もスムーズで角が立たない方法は、次回の予約をWebサイトやアプリから行い、その際に別のスタイリストを指名することです。
これなら、誰にも何も言う必要はありません。
もし店頭で次回の予約を取る場合は、受付のスタッフに「次回は、〇〇さんにお願いしてみたいのですが、予約は取れますか?」と、さらりと伝えてみましょう。
どうしても直接言いにくい場合は、一度お店に電話をかけ、「自分の髪質や好みに合いそうな、別のスタイリストさんをご提案いただけますか?」と相談してみるのも一つの手です。
罪悪感を感じる必要は一切ありません。
あなたにとって最高のヘアスタイルと心地よい時間を提供してくれる、運命の美容師さんを見つけるための前向きなステップだと捉え、勇気を出してみてください。
5. まとめ:良い関係を築いて、毎回最高の髪型を手に入れよう
ここまで、美容院で「ダサい」「困る」と思われてしまうお客様の特徴から、逆に美容師に心から歓迎される「神客」の行動、そして今さら聞けない素朴な疑問まで、詳しく解説してきました。
もしかしたら、「こんなことまで気にしないといけないの?」と窮屈に感じた方もいるかもしれません。
しかし、この記事でお伝えしたかった最も重要なことは、たった一つです。
それは、「美容師との良好な信頼関係こそが、あなたにとって最高のヘアスタイルを手に入れるための最も確実な近道である」ということです。
美容師は魔法使いではありません。
お客様一人ひとりの髪質や骨格、ライフスタイル、そして言葉の裏にある「本当はこうなりたい」という想いを汲み取り、プロの技術と知識を駆使して理想に近づける「パートナー」です。
15分以上の遅刻や当日の大幅なメニュー変更は、その後のすべてのお客様に影響を与え、サロン全体の空気を乱してしまいます。
「おまかせします」の一言の裏で具体的なイメージを持たずに文句を言ったり、フケや皮脂で髪がベタベタな状態で来店したりすることは、美容師のモチベーションを著しく下げてしまうでしょう。
施術中にスマホに夢中になって頭が傾けば、数ミリ単位でこだわるカットラインは台無しになります。
これらの行動は、結局のところ、あなた自身の仕上がりのクオリティを下げてしまうことに直結するのです。
一方で、「神客」と呼ばれる人たちの行動は、決して特別なことではありませんでしたよね。
- 予約時間を守り、変更があれば早めに連絡する。
- なりたいイメージ写真だけでなく、「これは嫌だ」というNG写真も見せて、イメージのズレをなくす。
- シャンプーが気持ちよかったら「気持ちよかったです」と、素直な感想を伝える。
- 帰り際に「ありがとうございました」と笑顔で一言添える。
このような基本的なマナーや、ほんの少しの心遣いを大切にするだけで、美容師は「このお客様のために、もっと素敵なスタイルを提案したい!」「持っている技術をすべて出し切って、絶対に満足させたい!」と、心から思うものです。
その結果、あなたの髪の悩みに本気で向き合ってくれたり、最新のトレンドを盛り込んだ似合わせスタイルを提案してくれたり、ときにはメニューにないちょっとしたサービスをしてくれたりと、あなたにとってプラスになることばかりが返ってきます。
もし仕上がりが気に入らなかったり、担当者と合わないと感じたりしたときも、黙ってお店を去るのではなく、勇気を出して相談してみてください。
誠実な態度は、むしろ信頼を深めるきっかけになります。
美容院は、あなたにとって特別な「キレイになる場所」であるはずです。
ほんの少しの思いやりを持って美容師と接することで、その時間をより快適で価値のあるものに変えていきましょう。
良い関係を築き、毎回サロンに行くのが楽しみになるような、最高のパートナーを見つけてくださいね。

